日本人の国民病といえる、スギ・ヒノキの花粉症。昨年2020年が楽だった反動なのか、いろいろな対策をしていますが、今年2021年は結構症状がつらいです。
花粉症対策に以前から気になっていた花粉対策メガネの「スカッシーフレックスプラス」を購入しました。かなり良い感じで気に入りました!
花粉対策アレコレ
つらい花粉症を少しでも和らげるための方法はいろいろあります。私が試しているものも試していないものもありますが、知られている対策法を書いていきます。
医学的治療
減感作治療(効果大)
病院・クリニックでスギ花粉を投与してもらい、花粉症症状が出にくい体にしてもらう方法です。私は受けていないですが、受けた友人によるとかなり効果が高いようです。
問題は、重症アレルギー(アナフィラキシーショック)の危険が一定の割合であることと、花粉症がない時期に通院して治療を継続する必要があるので、私のような「喉元過ぎれば熱さを忘れる」タイプのずぼらな人間には難しいです。
民間療法的なものは他にもありますが、おすすめはできないかなと思います。
手術を受ける
これも試したことはありませんが、鼻の粘膜を焼いてもらい、花粉がアレルギーを起こす場所を減らす治療です。
【軽症~中等症例には日帰り手術がトピックスです】
比較的軽症~中等症のアレルギー性鼻炎・花粉症には外来で行うアルゴンプラズマ凝固法による下鼻甲介粘膜焼灼術が最新治療として注目されています。手術は30分程度で費用は保険が適用されるので1万円前後です。【重症なアレルギー性鼻炎の患者さんには粘膜下下鼻甲介骨切除術と後鼻神経切断術が効果的です】
アレルギー性鼻炎に対する新しい手術的治療法として、下鼻甲介粘膜減量と選択的後鼻神経切断術を確立して、先端医療として難治性の患者さんに福音を与えています。薬物療法で効果が認められなかったり、アルゴンプラズマ凝固法やレーザーの手術で改善しない比較的重症症例に適応となります。
鼻炎症状にはよさそうですが、目・喉の症状にはあまり有効ではないような。(目の症状は鼻をよくすると改善はあるはずです)
個人的に一番困っていたのは、「頭がボーっとすること」でしたが、この症状には効くのでしょうか・・・?
アレルギー性鼻炎(花粉症)の主な症状は鼻水、鼻づまり、くしゃみですが、この諸症状により、気が散ったり、頭がぼーっとしてしまい、日常生活に必要な判断力や集中力に悪い影響が出てしまうことも大きな困りごとのひとつです。
花粉症の症状 ~つらい鼻水・鼻づまり・くしゃみ~|アレジオン【エスエス製薬】つらい鼻水、鼻づまり、発作的で連発するくしゃみなど、花粉症の症状についてご紹介。症状が重くなると、皮膚のかゆみや頭痛、だるさ、不眠などを引き起こすこともあります。早めの対策を打ち、少しでも症状を軽くしましょう。エスエス製薬のアレジオンブランドサイト。
薬物治療
症状が出始める前から使用すると、症状が抑えられるようです。内服(飲み薬)の抗アレルギー薬を使用することで症状を全体的に抑えます。鼻の症状には、点鼻薬として抗アレルギー薬を基本としてステロイド薬もあります。目の症状にも抗アレルギー薬を基本として免疫抑制薬やステロイド薬の点眼薬(目薬)があります。
市販薬
処方箋なしで買える薬には抗アレルギー薬の内服、点鼻、点眼もあります。点鼻薬はステロイド薬も売っています。いずれの薬も病院でもらえる薬よりも効き目が弱いので、ひどいときは病院・クリニックへ行ったほうがいいですね。健康保険使えますし。
環境・食事の改善
ホコリ・ダニ対策(効果不明)
花粉対策にもなりますが、家のホコリ・ダニを減らすための掃除などを通して、ほかのアレルギー源を減らすのも有効という話も。
食べ物改善(効果不明)
アレルギーに良いとされる食べ物は、ヨーグルトを筆頭にいろいろあります。食品添加物、残留農薬等を減らすというのもよく挙げられますが、不明です。
花粉に触れない
本題になる花粉対策メガネはこのカテゴリーです。花粉症の症状は、花粉が体に付着して、鼻・目・喉などに触れることが原因で起こります。
なので、花粉が鼻・目・喉に入らないような対策がとても有効です。
マスク
去年はコロナの流行で花粉症の時期にマスクが手に入らなかったので大変でしたが、今年は備蓄分で余裕ですね。
普通のガーゼマスクよりは、「PITTA」等のウレタンマスクのほうが花粉に対する効果は高いです。ただ、コロナやインフルエンザ対策にはウレタンマスクは役に立たないので、使い捨て不織布マスク(サージカルマスク)などの高性能品を使うほうがおすすめです。
メガネ
普通の眼鏡でも、外から飛んでくる花粉をそこそこブロックしてくれますが、できれば、上下左右がしっかり覆われた防護用メガネやゴーグルのほうが効果が高いです。
花粉の付着しにくい服
ちょっとつるつるした素材のナイロン・ポリエステル系の素材が花粉の付着が少なく、良いようです。
花粉を払う・洗い流す
外出時に目・鼻に花粉が付かなくても、家に帰ってから外で着た服のまま過ごすと、花粉がそのうち目・鼻についてしまいます。それを防ぐために、手を洗ったり、顔を洗ったりするのが有効です。
花粉は付着しただけではアレルギーの原因にはならず、水分が付くと花粉の中からアレルギー物質が出てくるので、アレルギーが出てくる前に流してしまうのが良いです。
空気清浄機・換気口
家の中でも、換気口から夜のうちに入ってきた花粉が、朝起きると顔につくことが結構あります。空気清浄機を使ったり、換気口に花粉用のフィルターをつけたりするとかなり良いです。
花粉用メガネ「スカッシーフレックスプラス」
本題の、名古屋眼鏡製「スカッシー」にたどり着きました。ほかの花粉症対策メガネと大きく違う点は、「度付きに対応できること」です。これだけだとほかにもあるかもしれません。
スカッシーフレックスプラスのいい点
「スカッシー」シリーズは結構昔からあるのですが、「スカッシーフレックスプラス」の特徴は、プラスチック製の眼鏡部分にシリコンパーツを合わせて密着性を高めてくれる点です。
シリコンフードが目の周りをしっかりガードしてくれます。バラうりもされているので結構安心です。
他のメーカー製とここのパーツが絶対的に違います。使ってみるとわかると思いますが、シリコンフードが全周を覆ってくれていて、鼻の部分もフィットしてくれます。
スカッシーフレックスプラスのイマイチな点
シリコンフードが鼻パッドを兼ねているため、シリコンフードを外した状態では普通の眼鏡としても使えません。
また、普通の鼻パッドと比べるとシリコンパーツは長持ちはしないかもしれません。まだ使い始めたばかりなのでキレイですが、使うたびに洗ったりもするので予備のパーツを買っておいたほうが良いかもしれません。
普通の眼鏡と違って、ねじ止め式の鼻パッドもありませんし、鼻のところを盛って調整することもできないので、シリコーンフードが顔の形に合わないと効果も薄いし使いにくくなってしまうので、私は通販で買ってしまいましたが近くに売っているなら一度つけてみるのが良いと思います。
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