Windows10へのアップデートを行ったのが丁度よいチャンスだと思って、パソコンのイメージバックアップをいくつか取りました。
ずっと使っていたパソコンはストレージドライブの保存容量をたくさん使っているので難しいのですが、クリーンインストールやリカバリ領域からの回復を行ったばかりの中古パソコンをWindows10にアップグレードした機種は、ブルーレイドライブにバックアップを行いました。
アプリをいれていなければ1枚でバックアップが取れるので便利ですが、DVDをうまく読み込めないトラブルが起こりました。
光学ドライブの変遷
CD(コンパクトディスク)から始まった光学メディアは、書き込みができるCD-RやCD-RWが出て、最大容量700MBでしたが、次にDVDで一気に4.7GBまで容量が増えました。書き込みできるディスクに対しては、色々な規格が乱立しましたが、DVD-R、DVD-RWで最終的に統一された気がします。
一方で、淘汰されたDVD+R、DVD+RWやDVD-RAMも扱うことができる光学ドライブが「スーパーマルチドライブ」と言われて販売されています。
次に出てきたのは、BluRayとHD-DVDでしたが、HD-DVDを推進していたマイクロソフトが撤退してBluRayが広く使われています。当初は書き込みができるドライブが少なくBD読み込み+スーパーマルチドライブの機能が多かった気がします。
スーパーマルチドライブというのは紛らわしいため、最近はDVDスーパーマルチというようにも呼ばれるようです。
BD-R、BD-RW、BD-R XLといった書き込み規格も普及して、メディアの価格単価もだいぶ落ち着いたので、「今買うならBD書き込みドライブだろう!」とパイオニアのポータブル機種BDR-XD05を購入しました。

BluRayドライブ
DVDが読めない!!?
とりあえずインストールなどの手間もかからず、Windows10上で動いたBDR-XD05ですが、DVDを読み込もうとしたらエラーが出てしまいました。
古いDVDスーパーマルチドライブを持ち出してきたところ、読み込めたので難は逃れたのですが、何度試しても、別のパソコンで試してもいつも同じ場所で読み込みエラーになってしまいます。
ディスクを裏返してよく見てみると、小さな傷がついていました。少なくともパイオニアのBDR-XD05では傷があると読めなくなるようです。
BDのメディアのほうがDVDよりも精密度が高いので傷対策はしてあるはずだと思っていたのですが、BDメディアのほうがDVDよりも傷つきにくい気がするのでメディア側で対策をしているのかもしれません。
まだまだDVDも現役ですが、ドライブ・メディアの選択肢は依然より減っています。ハードディスク・SSDの大容量化・高速化、クラウドストレージの普及によって、DVD・ブルーレイともに活躍の場がなくなりつつあります。私も2010年ごろから光学メディアがないラップトップを選んでいる気がします。
OSのインストールはさすがにメディアが何か必要なのですが、準備すればUSBフラッシュメモリからインストールもできますし、マイクロソフトオフィスもディスクがなくなりました。Adobeもインストールメディアがなくなっています。
時代の流れだと思いますが、光学メディアの読み取り・書き込みレーザーは消耗品なのでずっと使うことはできません。DVDやBDの需要はなくならないと思うので手に入らなくなることはないと思いますが供給が減ると安売りされにくくなるので、DVDスーパーマルチドライブは安いものなら2000円強ですし、1台くらいイザというときのために予備を持っておいても良いかなと思いました。
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