ラベルプリンターのブラザー製P-touchシリーズを使っています。エクセルファイルなどのファイル、データベースと接続してバーコードを含むラベルを印字できるので便利です。
付属ソフトの「P-touch Editor」からタブなどのコントロールコードをバーコードに印字するのに手間取ったので、ファイルからの差込印刷の方法を書いていきます。
コントロールコード
ASCIIコードの、1から32までがいわゆる文字列ではなくコントロールコードとして割り当てられています。

バーコードに印字するかもしれないのは、HT(9)、VT(11)、CR(13)くらいで、主にHT(水平タブ)は良く使いそうです。
P-touch Editorでのコントロールコード
ASCIIに定義されたコントロールコードを印字するバーコード出力可能です。まず、Code39のようなほぼ英数字しか表現できないバーコードでは使用不可で、Code128のようなASCIIコードをすべて表現できるコード体系を使わなくてはいけません。
バーコードにコントロールコードを入れる
バーコードは、メニューバーの「挿入」→「バーコード」などを使って作成します。規格がコントロールコードを使用できるものの場合は、「コントロールコード」を押すとリストが出てきますので、タブの場合は「HT」です。
表示上は□で見えるのと、バーコード内容を文字列に印字した場合には無視されます。
差込印刷でバーコードを使う
データを一枚づつ手入力しないで印刷することもでき、その場合はP-touch Editorのラベルリストか、データベースへの接続をするとラベルを一度に印刷できます。
「ファイル」→「データベース」で「接続」もしくは「ラベルリスト」です。「接続」の場合は、データベースファイル(アクセス[[.accdb]][[.mdb]]、エクセル[[.xls]][[.xlsx]][[.xlsm]]、テキスト[[.csv]][[.txt]])を読み込むか、SQL Serverへ接続をするかを選べます。
ここで、データフィールドをバーコードに設定してあげればバーコード印字できます。バーコードの標準的なテキスト印字では不十分な場合は、バーコードのオブジェクトから「リンクオブジェクト」を選ぶと書式設定できるテキストフィールドを作成できます。
連結フィールドを作成する
ASCIIコードで(9)の水平タブをエクセルファイル上で「Char(9)」と書いたり、バーコード編集部分で「\9」という文字を入れてもエラーになるか表示されず、うまく行きません。「連結フィールド」を作成することでデータベース上のデータを使って水平タブを利用したバーコードを作成できます。
「連結フィールド」を作成するには、メニューから「データベース」を選ぶ必要があります。でも、普通にしていても「データベース」は表示されていません。画面下部に出ている「データベースのデータ一覧」部分をクリックすると、メニューバーが変わって「データベース」が表示されます。
ヘルプページを読んでも手順がわかりにくいですが、わかると「確かに」と思います・・・。ここで何時間も引っかかりました・・・・。この手の部分は、気づかずにできているときと、いつまでもできないときがあって大混乱するので、同じようにはまってしまった人と、未来の自分のために記事にしておきました。
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