≪≪この記事をすべて読むには約 8 分かかります≫≫
先にお断りしておくと、私が使っているCMSはWordPressとJoomlaで、Drupalは本を買って少し触ったものの、敷居の高さに断念しました。
気に入っているのはJoomlaです。
いずれも、PHPとSQLデータベースを使って動的サイトを表示させるコンテンツマネジメントシステム(CMS)です。
追記:2017年8月に再度比較しました

CMSシェア
各所で発表されているCMSのシェアはWordPressがダントツの一位です。ブログっぽいサイトで無料ブログでなければWordPressと思って間違いありません。
一見ブログっぽくなくてもWordPressを使っていることも多いです。
WordPressサイトの見つけ方
WordPressで作られたサイトは、ほとんどはURLに
/wp-admin/
を入れれば管理画面へのログイン画面になりますので判別できます。時々、IP制限などでアクセスできない場合もあるかもしれません。
URLは変更できなくはないようですが、変更するとプラグインが動かなくなったり、WordPress本体への大掛かりな変更が必要になるので、CMSを使うメリットが大きく減ってしまいますので、変更している人はまずいないのではないかと思います。
単純ですが、サイトの下のほうにWordPressと書いてあることも多いでしょう。
もう一つは、ページのソースコードを見ると(URLの頭にview-source:を付け加えると見えます)
<meta name=generator content="WordPress 4.2.4"/>
のような表記がされている場合も多いです。(いずれも消すこともできます)
Joomlaサイトの見つけ方
Joomlaで作られたサイトは、
/administrator/
で管理画面へのログイン画面が出ます。ただし、WordPressよりもフロントエンド(実際のサイトレイアウト)上での記事投稿がしやすいので、.htacceessで404へ飛ぶ設定がされている場合もあるかもしれません。
ソースコード上に現れる記述は、
<meta name=generator content="Joomla! - Open Source Content Management"/>
です。こちらも変えることはできます。
Joomla
私はWordPressよりもJoomlaのほうが好きです。シェアが圧倒的に違いすぎるので、比較している記事自体が古いものばかりになってしまっていますが、2015年の比較を見つけました。
Joomla!とWordPressをあらためて比較(2015)(オーナーズ・サポート)
技術的なこと、エクステンションの話は上記ウェブサイトが詳しいです。
Joomlaの利点
いくつかJoomlaの良い点を挙げていきます。一番好きなところは、サイトの(見た目の)カスタマイズが非常に簡単で高機能な点です。
サイト表示のカスタマイズ
ブログサイト程度に必要あるのか、というところではありますが、下のようなことが簡単にできます。
- WordPressで固定ページにあたるページが簡単に作成できてカスタマイズも容易
- (特にアドセンスなどの)広告の張り分けがやりやすい(非表示ページの設定が容易)
- カテゴリーごとにサイトテンプレートを使い分けられる
拡張機能ライブラリが使いやすい
不満がないわけではありませんが、WordPressのプラグインライブラリよりは圧倒的に使いやすいです。
WordPressのライブラリは、検索した上でソートできないのはなぜなのでしょう・・・。
無料の拡張機能だけを検索することも簡単です。
有料の拡張機能が豊富
利点なのかどうかは微妙なところですが、有料であるということは、イコール、サポートを受けるチャンスがあって、さらに人気がある有料拡張機能を更新していくインセンティブがあるということを意味します。
管理画面が使いやすい
好みですが、管理画面上での記事検索、プラグイン検索などがやりやすいです。
コードが読みやすい
WordPressよりも、コードが読みやすい気がします。
詳しい人にはWordPressのほうが読みやすいかもしれませんが、WordPressのグローバル変数に該当するものが少ないですので、コードが読みやすい気がします。
レア感・・・
WordPressと違って使用者が少ないですので、たとえばここのサイトのような、「よく見るテンプレート」「どこかで見たデザイン」になる確率が低くなります。
無料でレスポンシブデザインテンプレートとなると、少ないので被る可能性はかなりありますが、WordPressと比べると少ないです。
まあ、自己満足です。
Joomlaの欠点
日本語の情報がない
シェアがWordPressと比べて圧倒的に低く、日本語の情報源が厳しいです。私が導入を決めたときに見たサイトの情報は、古くて紹介されていたプラグインがほとんどなくなっていたり、使えなくなっていたりしました。
無料エクステンション
また、有料エクステンションが豊富なことは、翻って無料エクステンションだけで済ませられないことが多いということでもあります。
ブログサイトを運営する場合、PINGやPubsubhubbub機能の欠如が問題になるかもしれません。(探すとなんとかなります)
JoomlaとWordPress
最終的には、どちらも同じように使えます。標準状態ではJoomlaのほうが軽量だと思いますが、機能をたくさんつけると同じように重くなるようです。
Joomlaでは、カスタマイズが容易なために単なるブログを少し越えるサイトを作るのがWordPressより簡単です。日本語の情報が少ないのがネックですが、検索すれば大抵何とかなります。
WordPressでも、使えるテンプレートは限られてくるので、毛色が違うサイトを手軽に作りたいときに一度試してみると良いのでは、と思います。
コメント