オリンパスのレンズ交換式デジタルカメラ比較(2015/9)

今のところ気持ちが傾いているオリンパスのカメラについて現行機種を比較します。

OM-Dシリーズ(E-M1、E-M5、E-M5 Mark II、E-M10 Mark II)とPENシリーズ(E-P5、E-PL7)です。

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OM-DとPENの違い

OM-Dは一眼レフスタイルのシリーズ、PENはコンパクトカメラスタイルのシリーズです。

大まかにはOM-Dのほうが上位の扱いですが、オリンパスはその時の技術を使えるだけ使う傾向が強いそうで、PENでもOM-Dより劣っているわけではありません。

両者の違いは、OM-Dは液晶ビューファインダー(EVF)が内蔵されるのに対して、PENではホットシュー(カメラの天辺にある拡張ポート)に付ける液晶ビューファインダーが付属するモデルがあったり、別売のものを取り付ける形になります。

PEN(とOM-D E-M10 Mark II)には、液晶画面をタッチすることでその場所にオートフォーカスしてシャッターを切ってくれるタッチAFシャッター機能がついています。(ネット上の情報を見てE-M5 Mark IIには付いていないと思っていましたが、購入後確認したところ、E-M5 Mark IIにもタッチAFシャッター機能が付いていました

発売時期

比較対象の機種の中では、

  • E-M5(2012/6/8発売)
  • E-P5(2013/6/28発売)
  • E-M1(2013/10/11発売)
  • E-M10(2014/2/28発売)
  • E-PL7(2014/9/20発売)
  • E-M5 Mark II(2015/2/20発売)
  • E-M10 Mark II(2015/9/4発売)

という順で、購入を検討した機種の中でもっとも古いものは3年以上経っています。次回ファームウェアのアップデートが2015年11月に予定されていますが、対象機種はE-M1、E-M5 Mark IIです。

撮像素子

カメラの中で光を受ける部位、撮像素子(CMOS)は最上位に位置づけられているE-M1を除いて全て同じです。

画素数は1600万画素で同じですが製造元が異なり、E-M1のみパナソニック製、その他はソニー製CMOSを搭載しています。

E-M5以前のオリンパスPENはパナソニック製を使用していました。今まで使ってきたPEN E-P3で一番の不満点は高感度ノイズと暗部ノイズで、OM-D E-M1も暗部ノイズが他機種よりも強いという口コミが多く投稿されていますので、価格もこなれて来て良いのですが、買う気になれません。

液晶ビューファインダー

PENは標準ではEVFがついていませんが、別売されているのと、E-P5のレンズキットにはVF-4が同梱されています。

  • VF-4(E-P5)  1.48倍 236万ドット
  • E-M5     1.15倍 144万ドット
  • E-M1     1.48倍 236万ドット
  • E-M10     1.15倍 144万ドット
  • E-M5 Mark II 1.48倍 236万ドット
  • E-M10 Mark II 1.23倍 236万ドット

OM-D初期モデルのE-M5だけではなくOM-D最新機種E-M10 Mark IIよりもE-P5付属のVF-5のほうが大きいファインダーというのが、どれを買おうか迷う原因の一つです・・・

VF-5を外付けした場合にはチルトできるので、実はどの機種よりも高機能だったりします。マイクロフォーサーズの現行機種でチルトできるEVFを搭載しているのは、パナソニックのDMC-GX7とDMC-GX8しかありません。

「微ブレ」問題

オリンパスのレンズ交換式デジタルカメラでずっと指摘されてきた問題のようです。特にE-P5発売時から顕在化したようですが、以前の機種でも同様の問題があるようです。

シャッタースピードが1/80-1/320程度のときに上下方向に数ピクセルずれるという問題で、投稿されている画像を見る限り、結構気になります。

撮った画像をサービスサイズ(LサイズやDSCサイズ)に単純にプリントする程度だと気にならないとレベルですが、パソコンの壁紙にしたり切り出して加工したりプリントすると目立つと思います。

今使っているE-P3でもこの問題があったはずですが、主に手持ちなので補正しきれなかった手ブレと思う写真はあるものの、微ブレをこれまで認識したことはありません。

原因はわかっていませんが、シャッター作動時のシャッターショックではないかとか、手振れ補正機能の誤作動ではないか、などといわれています。

なので、厳密に言えば他のメーカーでも同様の問題があるはずなのですが、オリンパスは特に目立っていました。

微ぶれ対策機種

2014年に対策ファームウェアが公開されました。

対策された機種は、E-P5、E-M1、E-M10です。対策ファームウェアでは、シャッターを切るときに一旦シャッターが下りてから上がるまでに20ミリ秒待つ「低振動モード0秒」が追加されました。

E-M5 Mark IIとE-M10 Mark IIでは、電子先幕シャッターが搭載されたので、この問題はなさそうです。

微ぶれ無対策機種

E-M5とE-PL7には対策ファームウェアがありません。E-M5では掲示板を見ているとちょこちょこと報告がでていますが、発売から日が経っていることもあるのか、対策されていません。

防滴・防塵ボディ

E-M1、E-M5、E-M5 Mark IIの3機種は防滴・防塵ボディです。ある程度の悪環境なら大丈夫のはずです。

が、いざ、悪環境で壊れてしまったら、やっぱり物損扱いでメーカー保障は効かないんだろうなぁと思うので、防滴・防塵を前提にした場所へ持っていくのは躊躇われます。

ライブコンポジット機能

オリンパスの最新機種にだけ搭載されている機能の一つが、ライブコンポジットです。

長時間露光をすると普通は明るい場所は白飛びしてデータがなくなってしまうのですが、ライブコンポジットでは全体の明るさを保ったまま、明るくなった場所のデータだけを積み上げてくれるようです。

これを使うと、花火撮影、星空撮影、上手く行けば流れ星も撮れるかもしれません。

星景写真例

星景写真例(ネット上のクレジット不要画像ですのでカメラ不明です)

ライブコンポジットが搭載されているのは、

  • E-M1(2015年11月アップデートで搭載予定)
  • E-M10
  • E-PL7
  • E-M5 Mark II
  • E-M10 Mark II

です。花火撮影したいので、できればE-P5は避けたいところです。

ハイレゾショット

OM-D E-M5 Mark IIだけに搭載されている機能です。写真を8枚連続で撮影し、その際にCMOSを0.5ピクセル相当だけ動かして8枚分をまとめて一つの写真に変換する機能です。

これによって、低ノイズ、高解像度、の写真ができます。

欠点は、撮影時間がかかるのと少しでも動くと使えないため三脚仕様が必須であるとともに、動く被写体には適さない点です。

利点は、JPGで4000万画素、RAWで6400万画素もの高解像度です。レンズの性能をフルに発揮するため、PROレンズを使えたら幸せになれそうです。

ペンタックスのリアル・レゾリューション・システムと似たコンセプトですが、ペンタックスは1ピクセルずつ4回撮影なので、高画素化はしません。コンセプト的にはペンタックスのほうがレンズにも優しそうですが、今のところ出ている作例を見ると、オリンパスのほうが綺麗に見えます。

値段

高級機かどうかと言う意味では、

  1. E-M1
  2. E-M5/E-M5 Mark II
  3. E-M10/E-M10 Mark II
  4. E-P5
  5. E-PL7

という順で値段がついています。が、発売時期と付属品によって値段が上下してきます。

今の時点で「お買い得」な気がするのは、E-M5、E-P5、E-M1辺りです。レンズキットを買うと本体だけを買うよりも割安で、場合によってはキットの付属レンズをすぐに売るとボディのみより安くつくようです。

さらに悩ましいのが、2015年11月まで開催している、E-M1、E-M5 Mark II、E-M10 Mark IIを買うと1万円分のJCBギフトカードがもらえるキャンペーンです。

キャンペーン中は発売直後のE-M10 Mark IIを除くと、E-M1とE-M5 Mark IIがこなれた値段で手に入る良い機会ですが、逆にだいぶ安くなっているE-P5やE-M5に手が出にくいです。

欲しいときが買い時と思えば、私のベストチョイスは

  • E-M5 Mark II

ですが、2016年に上位機種が出る可能性が高そうということはありますが、現在も機能追加が行われているE-M1も悪くはありませんが、私はE-P3の暗部ノイズが嫌で新機種を検討しているので、パナソニックCMOSは今回は避けたいと思っていますので、2番手以降は

  • E-M10 Mark II(ハイレゾショットがない、EVFが小さい)
  • E-P5(ハイレゾショットがない、キャッシュバックがない、ライブコンポジットがない)

になります。

9月25日時点での最安価格

機種 価格 14-42EZ 12-40Pro 14-150II 12-50 17 レンズ買取上限 レンズ抜き価格
E-P5 73800 + 31000 42800
E-M1 113177 + 18000 95177
E-M1 148073 + 60000 88073
E-M5 104793 + 60000 44793
E-M5 Mark II 128614 + 44000 84614
E-M5 Mark II 111425 + 18000 93425
E-M10 Mark II 93280 + 20000 73280

通販価格の最低値(価格.com)からネットで簡単に見られた未使用レンズ買取価格(じゃんぱら)を引いて計算してみると、高価なレンズほど本体がより低い価格で手に入ります。

キャッシュバックキャンペーンを考えると、E-M1、E-M5 Mark II、E-M10 Mark IIの価格がほとんど横並びで6~7万円強で、E-M5、E-P5の価格が約4万5千円です。

オークションで売るリスクを取れるなら、価格的に一番良いのは、12-40 F2.8ProレンズキットのE-M1かE-M5でしょう。

E-M10 Mark IIは、タッチAFシャッターが欲しいか、チルト液晶など他にはないものが欲しいならありですが、E-M5 Mark IIやE-M1との価格差が今はまだ小さいので、食指が動きません。

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