新型コロナウイルス感染症、COVID-19のせいで、世界的にヒトと色々なモノが止まってしまっています。そんな中で、特にマスクと消毒薬が手に入らなくて困っている人は多いと思います。
2020年4月になり、日本政府は世帯当たり2枚、再利用可能な布マスクを配布する政策を始めました。安倍晋三首相の名前と経済政策アベノミクスを併せて、アベノマスクと呼ばれる代物です。
*このページには知る限りで情報を書いていきます。特に混乱期には、情報が錯そうします。マスクに関してもいろいろな話があるので、このページの情報は、私の信じる限りにおいて正しいですが、責任は負いかねますのでご了承ください。他の信頼できる情報ソースも探してください。
マスクを使う習慣
日本人は感染症予防ではなくても、世界的にみてマスクを多用している国民です。2002年のSARS、2009年の新型インフルエンザ(鳥インフルエンザ、H2N1)騒ぎを気に、一気にマスクをする人が増えたと思います。最近では、花粉症を理由にすることもありますし、化粧をするより楽とか、表情を見られるのが嫌になったとか、そういう理由でされることもあります。
マスク生産量が足りない、輸入が八割
私もかなりマスクを頻用していました。消費量が非常に多くなったことから輸入量も多く、日本ではCOVID-19パンデミックの前は、普通の使い捨ての不織布マスクが50枚500円以内で買えることも多かったです。家に備蓄があることも多かったと思います。
ただ、マスクのほとんどは国内メーカーであっても、中国からの輸入品でした。
日本衛生材料工業連合会によると、2018年度の国内のマスク生産量は11.1億枚、輸入量は44.3億枚だった。
なぜマスク不足はいつまでたっても解消されないのか(2020.4.8 JBPRess)
国内の供給量を増やすと政府が発表していたこともありますが、それでも月に6億枚とか。

平時の年間需要よりは多くなる見込みではありますが、国民1億2千万人が一人当たり月に5枚になる計算です。足りるとはとても思えません。特に医療・介護などの現場では、一日1枚でもとても足りないはずです。
医療現場にも足りない
本来使い捨てであるのに、感染の危険が高い場所で週に一枚になっているところがかなり出ているようです。
3月中旬から転売禁止に
2020年3月中旬から、購入したマスクを転売することが日本政府によって禁止されました。

転売禁止とはいえ・・・
基本的に転売は禁止となりましたが、日本の法律ですので、
- 日本国内で購入したものを日本国内で転売する
- 日本国外で購入したものを日本国内で転売する
- 日本国内で購入したものを日本国外に向けて転売する
- 日本国内で購入したものを日本国外で転売する
1から3のケースは規制対象となり違法となるはずですが、4の場合は規制のしようがありません。
国外では、例えばアメリカでは販売価格の上限が決められていたり、最も有名な台湾ではマスクの購入時に身分証を呈示する必要があり、販売価格が決められているうえに購入個数も決められていて在留資格のない外国人は購入できません。
日本では、外国人が大量に購入しているということもありましたが、台湾からは輸出も規制されています。
生産量も足りないうえにこれでは、日本国内で足りるはずがありません。
4月から輸入できるように
4月になり、当初国内主要都市がロックダウンされていた中国が徐々に規制解除され、マスクを大増産して輸出に回し始めました。
そのため、日本にも入ってくるようにはなりました。ただ、もともとの値段での購入は非常に困難で、品質が並み以上のものだと2020年4月末時点の状態で現地価格25円以上になる感じです。
この辺りの商品が、最近「高い」と話題になっているマスク達だと思います。

私も楽天で60円から80円のマスクを購入したりしましたし、中国からの輸入もしてみていますが、輸入でも高品質なものは一枚50円は超えています。
世界的に足りない
今回のCOVID-19パンデミック(世界的流行)ですが、エピデミック(地域的流行)ではなく世界中が同時に感染爆発しているため、世界的にマスク等の物資が足りなくなっています。他にも手袋やアイシールド、防護服も足りないようですが、医療従事者でもなければマスク・消毒薬以外はあまり使わないため、特にマスクが取りざたされています。
COVID-19パンデミックが怖い理由
- 健康な人が一気に亡くなることもある
- 感染しやすい
- 無症状の感染者が多く、排菌している
- 発症前から排菌している
- 回復するまでが非常に長く、入院した後回復までに時間がかかるため医療がひっ迫する
などの理由が今回の肺炎が恐ろしい理由だと理解しています。
マスクの効果
それでは、マスクをすることに意味はあるのでしょうか?ここが一番重要な点であるのにも関わらず、一番コンセンサスが得られていない部分です。
マスクについての細かい話は別記事で作成しています。

日本では感染させないために推奨
日本では、当初からマスクをすると飛沫(しぶき)をブロックできるため、人への伝播を防ぐのには良いといわれていました。
風邪症状がある人はしたほうが良いとのことですが、現在は、「COVID-19パンデミックが怖い理由」のところにあるように無症状で排菌している人が大多数であることから、できるだけしたほうが良いのではないかと思います。
専門家の記事があるので、ご参照ください

マスクも良いが、手荒いしてねという話です。
海外でもマスク推奨に
最初は、アメリカはじめ海外ではマスクの利用は意味がないのでしないように、とのことでしたが、4月になり方針転換し、マスク推奨となっています。

罰則が付く地域もあるようです。
カリフォルニア州リバーサイド郡など複数の自治体は今月末まで、外出の際にはマスクなどで鼻と口を覆うことを義務付けました。違反すると最大で1000ドル=約11万円の罰金が科されます。
アメリカに変化!? マスク推奨 罰金導入もアメリカではトランプ政権が国民にマスクの着用を勧める方針を示したことでマスクを着ける人が急増し、手作りのマスクも推奨されています。 アメリカではマスクを着ける習慣がありませんが、新型コロナウイルスの感染が拡大するにつれて着用する人が増えています。政府は手作りマスクの作り方を公開し、品不足が深刻な医療用のマスクは使...
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