「みんなのドメイン」がちょっと残念なことになってきているので、みんなのドメインに管理してもらっていたドメインをあちこちに移転しています。
これまで、スタードメインとGoogle Domainsを試してきましたが、次にアメリカ・ロサンゼルスに拠点に2001年から営業しているレジストラのNamecheapに移管してみました。
サイトが結構使いやすくてよい感じです。お名前.comやムームードメイン
と大体同じような感じで、名前通り安い値段でドメインを維持できます。
namecheap
namecheapは前にも書いた通り2001年から稼働しているドメイン登録業者です。切り売りもできるレンタルサーバーも運営しています。
新規登録よりも移管のほうが年間料金が安い設定になっているので、初年度だけ安いGMO系列から移管するのによいかもしれません。
公式サイトでクーポンコードが配布されています。2016年5月のコードは、 SPRINGBBQ coupon – up to 10% off com/net/org/info/biz registrations/transfersになっています。
コピペするのが面倒ですが、10%引きになります。.comで1年目11.37米ドル(=1200円強)なので、結構安いです。
namecheapの特徴は、初年度はドメインプライバシー機能(Whois代理公開)が無料になることです。ドメインプライバシー機能は、日本のレジストラでは基本料金で使えるところがほとんどですが、アメリカ系のサービスでは有料になっていることが多いのです。Google Domainsでは無料でしたが、namecheapの2年目以降にドメインプライバシーを付けたのと近い価格帯になりますので、namecheapのほうが基本はお得です。
namecheapへの移管
ドメイン移行サービスのサイトを開き、ドメイン名を入力します。カートに入れると、値段が表示されています。
ここで、EDIT AUTH CODEをクリックし、現在のレジストラから取得した認証コードを入力しておきます。
画像の画面では、すでにクーポンコードが適応された表示になっています。右下にクーポンコードを入れるフォームがあるので入れてENTERを押すと適応できます。
WhoisGuardを有効にしておくと初年度は$2.88が無料になると表示されています。更新時には有料になってしまいますが、初回登録時にだけ適応されるわけではなさそうなところが良心的で素敵です。
支払い
namecheapの料金支払いは、通常のクレジットカード決済以外に、
- ビットコイン
- ペイパル(PayPal)
を選べます。ペイパルは持っておくと便利です。ビットコインも、便利なはずなのですが、マウントゴックスなどの事件のあと、ちょっと使いづらいですよね。
承認メール
支払いが完了すると、一旦手続きは終わります。数分以内にWhoisに登録されているメールアドレスへ移転の確認をするメールが送られてきます。
クリックすると、承認を求める画面が表示されますので、下のほうに出ているラジオボタンをクリックします。上が承認、下が移転を否認するボタンになっています。
移転が劇的に早かった
スタードメインで5営業日、Google Domainsで2~3日かかった移転作業ですが、namecheapはなんと、この記事を書いている間に移転が終わっていました。1時間かかっていません。
対応が少し早いから、よいサービスだと言い切ることはできませんが、このスピーディーな移管を見るとユーザーサポートも期待できる予感がします。一押しのレジストラです。
要注意な点
ドメイン管理画面を見ると、
ドメインの有効期限よりもドメインプライバシー機能の有効期限が短くなっています。ドメインを移管するとどこの業者でも有効期限を1年単位で追加します。残りの有効期限が無駄にならないようにルール化されているために、有効期限ぎりぎりで更新する必要はなくなっています。
namecheapでドメインプライバシーが無料になるのはちょうど一年のようで、一年目のドメイン有効期限ではないようです。よく考えると、1年以上残っているドメインも移管できるので当然ではありますが、知らないうちにドメインプライバシーが切れてしまうと痛いので、気を付けるようにしましょう。
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