ラップトップに外付けキーボード・マウスをお勧め

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私はデスクトップパソコンを好んで使っています。出先ではラップトップやタブレットを使わざるを得ませんが、最近ではスマートフォンがラップトップの出番を奪いつつあります。

ちょっとブラウジングするくらいなら問題ありませんが、ラップトップを使って長い文章作成をするときには、外付けキーボード・外付けマウスを使うようにしています。

ラップトップのキーボード・タッチパネル

私は旧IBM、レノボのThinkpadを好きで使っています。トラックポイントが好きでタッチパッドが嫌いというのが大きな理由の一つです。

使用時間が少なければなんということもないのですが、ラップトップのキーボードにはいくつも欠点があり、特に長い時間使うには向きません。腱鞘炎になりやすくなるなど体調を崩す危険があるので、長い時間タイピングをするときには、外付けキーボードを使っています。

腱鞘炎の心配

ラップトップのキーボード周りを見てみて下さい。

laptop-touchpad

キーボードの手前にタッチパッドが配置されているのが普通です。Thinkpadの一部モデルではタッチパッドがなくてトラックポイントと対応する小さいボタンだけという機種もありますが、ほとんどのラップトップではタッチパッドがキーボードより手前にあります。

ラップトップの付属キーボードを使って文字入力をする場合には、必ずタッチパッド部分が手首の下にくる形になります。そうすると、手首に負担がかかってしまうのです。

また、私はタッチパッドに意図せず触れてしまい文字入力ができなくなるという失態を数分に一回はしてしまいます。文字入力の途中でタッチパッドに触れることでカーソル位置が動いてしまったり、文字入力がアクティブではなくなってしまうのです。

これを避けようとすると、手首を不自然に折り曲げるので、文章を書くどころではなくなってしまうのです。そして手首が痛くなってくるという二重苦にさいなまれます。

それを避けるため、余程荷物を持っていけないとき以外は必ず外付けマウスを一緒に持ち歩き、タッチパッドはOFFにしています。

外付けキーボードもできれば持ち歩きたいのですが、大きくなってしまうのと外付けキーボードの痛み方がひどいのでなかなか持って出ることはできません。家ではいつも外付けキーボードを接続しています。

首も痛く?

必ずなるというわけではありませんが、特にブラインドタッチができる人に起こる可能性があるのが首への負担増加です。

これは実際自分で体感した症状ではありませんが、だいぶ前に記事(スタパ斉藤さんの記事?)で見てなるほどと思いました。

キーボードをタイピングするときにはホームポジションというものがあり、「F」に左手、「J」に右手を置いておくとタイピングしやすくなるというものです。私のレベルでは気づくと別の場所に指を置いていることもありますが、大体自然にそのあたりに手の位置が定まってきます。
laptop-keyboard

上の写真はToshibaの少し古いラップトップで、テンキーがない省スペースのものです。ホームポジションの場所がラップトップの中心(大体TOSHIBAのロゴの「HI」あたり)から指2本分くらい離れています。テンキーがあるパソコンだともっと極端になります。

この状態でキーボードを使うと、目の位置はモニターの中心から外れてしまいます。タイピングを続けていると首を少しだけ傾けた状態でタイピングを続けることになって負担がかかるというような記事でした。

今考えると、WordPressの編集画面ではエディタの中心は画面の中心にはないので関係ないのかもしれません。(むしろ、ラップトップのこうした特徴に合わせた???とも考えられなくもないような)

でも、ラップトップの付属キーボードを使う場合には手と目線を強制的に固定されてしまいますので、私は好きではありません。

キーのへたり

キーボードはどうしても、劣化する部品です。使い続けていると手あかがついたり、てかってきたりします。それだけではなく、どこかのキーが効かなくなったり、戻らなくなったりという事態も結構な頻度で起こります。

頑張れば、交換、清掃できる機種もありますが、キートップが交換できない機種では修理に出すか部品を買って交換する、もしくはあきらめて新しいパソコンを買うしかなくなってしまいます。

その時に外付けキーボードを使い始めれば良いと思われるかもしれませんが、それでは遅いのです。理由は簡単で、私が外付けキーボードを普段持ち歩けないのと同じ理由で、外出先で常に使うのは難しいからです。

キータッチの好み

完全に好みになりますが、メーカー機種ごとにキータッチが大きく違います。私はキートップが外せないキーボードの軽すぎるキータッチが嫌いです。値段が安くて購入候補によく上がるASUSなどは、キーボードが好みではないので最終的には買ったことがありません。

また、タッチパッドの品質もメーカー・機種によって大きく異なるポイントです。

これも、外付けキーボード・外付けマウスを使えば何とか我慢できます。

お勧めキーボード・マウス

省スペースでなくてもよい場合は、有線キーボード、マウスが最高の選択肢だと思います。持ち歩くのは大変なので、USBハブにつないでおいて使うときだけハブごと接続して使っています。が、そこまでするなら外付けモニターも使うのがベターです。

次に、無線式のキーボード・マウスを見ていきます。接続方式が過去にはいろいろありましたが、最近のものは2.4GHzの無線接続がメインだと思います。同じように見えても、いくつかチェックポイントがあります。

最初に結論を書いておくと、ロジクールのキーボード・マウスが大好きでずっと使っています。

無線式を選ぶポイント

チェックポイントとしては、

  1. 無線レシーバー
    1. キーボードとマウスで別々に必要か?
    2. 大きさは?
  2. 電源
    1. 充電式か、乾電池式か?
    2. どのくらい電池が持つのか?
  3. キーボード・マウス自体の好み

です。まず、無線レシーバーが各社の大きな違いになっています。この点では、ロジクールのUnifyingレシーバーが最も優れていると思います。台数制限はありますが、一つのレシーバーでUnifyingレシーバー対応キーボード・マウスを複数同時に使うことができます。同時に使えるので、占有するUSBポートが1つで済みます。さらに、専用アプリを使ってレシーバーと対応機器をペアリングしなおすことができるので、レシーバーをなくしても別のレシーバーとペアリングすれば使い続けられます。

Bluetooth方式の無線キーボード・マウスもタブレット・スマートフォン用ではまだまだ現役ですが、使っている途中で接続が切れることが多く、入力の遅延もかなり大きいのでUSBポートがあるラップトップに使う理由はないと思います。

レシーバーは小さいほうが良いですが、私は外し忘れたまま飛行機に乗って、押されたかぶつけられたかしてパソコンが壊れました。USBポートに無理な力がかかって、メイン基盤が破損したのです。壊れたのはThinkpad Edgeで、Thinkpadの名前を冠してはいますが作りは他のメーカーのノートパソコンより少しは良い程度なので、タフさが売りのPanasonicか、Thinkpadだったら壊れなかったかもしれません。もちろん保護用のケースに入れていたのですが、耐えられなかったようです。飛行機に乗るときには気を付けてくださいね。

無線の電源は乾電池方式がお勧めです。充電式でもモノによるとおもいますが、電池がへたりやすくて交換できないし、充電が切れたときにすぐ使えないので乾電池が良いと思います。多少重くなりますが、ある程度の重みがあったほうが使いやすかったりします。最近の乾電池式は1年以上電池が持つものが多くなっています。ロジクールやマイクロソフトだけではなく、ある程度評判の良い中国メーカーの製品でも謳い文句通りに電池がもっています。

最後ですが、キーボード、マウスともに使いやすいものを選ぶのが一番です。私はロジクールが好みでしたが、マイクロソフトも結構良いです。マイクロソフトの小さいキーボードはあまり良くないのと、古い型番のものは、無線通信が暗号化されていないのでパスワードが傍受される可能性が否定できません。ロジクールのUnifyingは暗号化されています。他のメーカーは知りません。銀行のサイトを使うときなどはソフトウェアキーボードを使いましょう。ロジクール一押しの理由はここにもあって、レシーバーが共用できるので、たくさんの選択肢の中から好きなものを選んで組み合わせられます。

お勧めキーボード・マウス

ロジクール ワイヤレスキーボード[2.4GHz USB・Win/Chrome]&マウス ワイヤレスコンボ (108キー・ブラック) MK275ロジクール ワイヤレスキーボード[2.4GHz USB・Win/Chrome]&マウス ワイヤレスコンボ (108キー・ブラック) MK275
が一押しです。マウスの機能が低いのと外出先にマウスが動かせるスペースがあるとは限らないので、私はトラックボールを使っています。
LOGICOOL ワイヤレストラックボール M570tLOGICOOL ワイヤレストラックボール M570t

トラックボールは各社出していますが、マイクロソフトかロジクールがお勧めです。使い慣れると他のトラックボールが使いにくくなるので、廃盤になりにくそう、かつ、評判が良いという点でこの2社が突出しています。無線式でキーボードと組み合わせられるのはロジクールの特長です。

ボールを動かす部品が小さくて、手あかがたまって動きが悪くなるため、毎日のように掃除しないといけないのが珠に瑕ですが、トラックボール初心者にも使いやすくクセになること請け合いです。