花粉症で目がかゆいので、最大濃度配合の点眼薬を注文しました。

一番症状が強いときは市販薬ではなくて、クリニック・病院で処方してもらう処方薬が良いのではと思いますが、今年はいくつか検討した末に「マイティアアルピタットNEXα」を注文しました。
マイティアはまだ使い始めていないですが、しばらく薬局に店売りしていた目薬を使っていて、減りがやたらと早いなあと思ったので検討しています。
使ってみた市販薬
薬局で購入したものなので、アマゾンなどには売っていない薬剤でした。
一つは、ゼリア新薬のスキットアイAC 12mL入り、もう一つは佐賀製薬のマリンアイALG 15mL入りです。スキットアイACの減りがやたらと早い気がしたので考察します。
有効成分
どちらの点眼もラベル上の有効成分のうち、明らかにアレルギー用の成分は同じです。
- クロモグリク酸ナトリウム 1.0% … 抗アレルギー
- クロルフェニラミンマレイン酸塩 0.015% … 抗ヒスタミン(かゆみ止め)
スキットアイAC
- アズレンスルホン酸ナトリウム水和物 0.02% … 消炎
- コンドロイチン硫酸エステルナトリウム 0.2% … 角膜保護
たぶん、関東・中部北陸・関西にチェーン展開しているスギ薬局(全国1483店舗あり)で購入したものだと思います。ネット上の写真とボトルが違うような気がします。値段は忘れましたが、ネットでみたら980円だとか??
マリンアイALG
- グリチルリチン酸二カリウム 0.125% … 消炎
たしか、全国チェーンのマツモトキヨシ(全国1500店舗あり)で購入した気がします。アマゾンでは570円のようですが、もっと高かったような??
減り方の違い
スキットアイとマリンアイを点眼して大体どのくらい液が出てくるのか測ってみました。(押す力で出る量は違いますし、温度・気圧によって表面張力が変わるため一回で出てくる量が変わるはずなのでいつも一定とは限りません。)
何度も出してみて重さを測ったところ、おおよそスキットアイは0.04mL、マリンアイは0.03mLずつ出てきました。いずれの点眼液も用法は一日4回です。両目に点眼すると、一日8回以上使うことになります。結構外すので倍くらいは使っているとして、一日20回点眼したとして使用可能日数と一日あたりの価格を計算してみます。
容量 | 一日使用量 | 使用可能日数 | 価格 | 一日あたりの価格 | |
スキットアイAC | 12 mL | 0.8 mL | 15日間 | 980円 | 65.3円 |
マリンアイALG | 15 mL | 0.6 mL | 25日間 | 570円 | 22.8円 |
倍とまではいきませんが、かなり使用可能日数が違いますね。購入価格をうろ覚えです。ネット価格と地域の薬局価格だとかなり違うため、薬局で見つけた価格を後述します。あと、点眼瓶の周りが結構汚れていたので、蓋をきちんと閉められていなかったかもしれません。
地元の薬局価格
容量 | 一日使用量 | 使用可能日数 | 店舗価格 | 一日あたりの価格 | |
スキットアイAC | 12 mL | 0.8 mL | 15日間 | 987円 | 65.8円 |
マリンアイALG | 15 mL | 0.6 mL | 25日間 | 1098円 | 43.9円 |
店舗によって販売価格が違う可能性が結構あるので、何とも言えませんがやはり一滴の量が小さいマリンアイのほうが安いことは安いです。
好みは「スキットアイAC」
「マリンアイALG」には、メントールは入っていませんが刺激感があるので「スキットアイAC」のほうが好みです。
スキットアイACの添加物
ホウ酸、パラオキシ安息香酸プロピル、エデト酸ナトリウム水和物、等張化剤、pH 調節剤
マリンアイALGの添加物
エデト酸ナトリウム水和物、イプシロン-アミノカプロン酸、ホウ酸、ホウ砂、d-ボルネオール、d-カンフル、メチルパラベン、プロピルパラベン、エタノール
成分を見てもわからないですが、刺激の原因はパラベン類とかエタノールなのか、刺激性のあるというd-カンフルあたりなのか、かなあと思いますがかなり長い間しみるので合わないです。かゆみを忘れるという意味で刺激があることは良いのですが、刺激がなくても結構効く気がするので私には不要でした。
処方薬だと?
処方薬で良く使用されているのは、「パタノール」「アレジオン」「アレジオンLX」だと思います。アレジオンLXのみ一日2回で、いずれも5mLで1瓶です。
- パタノール 166.2円/mL
- アレジオン 339.2円/mL
- エピナスチン「トーワ」 159.80円/mL
- アレジオンLX 676.3円/mL
パタノールの場合、一日4回両目に点眼(一日8回)で最大10日とメーカーサイトに記載がありますので、市販薬のように大雑把に指した場合、4-5日でなくなることになります。それでも、薬の値段だけ考えると、パタノールの場合薬価ベースで一日200円くらいで3割負担だと一日60円なので、市販薬も結構高いですが診察代も考えると、コストだけなら市販薬のほうがかなり安いですね。(1割・2割の負担なら処方のほうが安いかも?)
やっぱり処方薬の効果は高いかも
処方薬として貰った、エピナスチン点眼液をさしてみたところ、かゆみの取れ方が結構強い気がします。新しい世代の抗アレルギー薬は、効果も強いようです。(世代の古い抗アレルギー薬は、かゆみ止め効果が弱い、はずです)
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