2016年6月29日に日米をつなぐ海底通信ケーブルが完成し、6月30日から運用開始になっているようです。
海底ケーブルFASTER
新しい海底ケーブルFASTERは、通信容量60Tbpsで、2010年に開通したUnityが4.8Tbpsだったことを考えると実に13倍の容量を誇ります。
さらに、ロサンゼルスと千葉を結んでいたUnityと違い、FASTERはオレゴン州と千葉に加え、三重県志摩市に接続しています。

船(海底ケーブルには関係ありません)
津波対応エリア?
日本のウェブサイトには書かれていませんが、津波の被害を受けにくい場所を選んで建設したようです。志摩半島といえば、東南海地震、東海地震の予想震源地だったりしますが、これが
strategically located outside of tsunami zones to help prevent network outages when the region is facing the greatest need.
になる理由が私にはわかりません。少なくとも、日本側の接続地点が2か所に分かれていて、千葉と三重なら確かに同時に使えなくなることはないでしょう。
6社合同、中国も・・・
今回の海底ケーブルFASTERは6社の出資で建設されました。
- Google(アメリカ)
- KDDI
- China Mobile International(中国移動)
- China Telecom Global(中国電信)
- Global Transit(マレーシア)
- Singtel(シンガポール)
アメリカと日本を結ぶ海底ケーブルですが、中国から2社で、日本、アメリカは1社ずつ、マレーシアとシンガポールが参画するプロジェクトになっていました。
UNITYには参加していたNECは今回は参加していません。
中国資本がどのくらい入っているのかはわかりませんが、どうなのでしょうか・・・
アメリカのサイト表示が早くなる・・・かも?
接続容量がだいぶ早くなったので、アメリカのサイトを表示するのが早くなるかもしれません。
そういえば、アメリカとの通信速度が快適になったような!!!そんな気がします。当サイトをおいているサーバーは、ロサンゼルス付近を選んでいましたので、今回の新しいケーブルの恩恵は受けないかもしれませんが、アマゾンとかグーグル、ebayは先週より早い、ような、気がします。
気のせいだと思いますが。
コメント