サイト内検索プラグイン「WPSOLR FREE」を入れてみたい

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WordPressサイトのサイト内検索をElasticSearchにしてみたいと思い、Searchly Starter+ElasticPressで試して撃沈しました。

探す途中で見つけた、新しく出たプラグイン「WPSOLR FREE」を試してみたいなと思いましたが、ハードルが高くてすぐにはできそうにありません。

WPSOLR FREE

印象的な「顔」画像がアイコンで、100% FREE AI Searchと強調されたプラグインが検索でヒットしました。ラストアップデートが1日前(見つけた時には24時間以内と書かれていたような)です!

plugin page for wpsolr free

バージョンが23.0なのですが、インストール数は10未満で、PHPの最低バージョンが8.1になっています。見ていくと、なんと今のWPSOLR FREE バージョン23.0がファーストリリースです

Solrは、Apache Solr(ソーラー)でSolr=太陽、だそうです。Apache財団が主導するオープンソースプロジェクトで、現バージョンは9.2.1なので、WPSOLR FREE バージョン23.0の「23」がどこから来たのかすごく謎です。

前身「wpsolr-search-engine」があった

検索していたら、「wpsolr-search-engine」という前身と思われるプラグインが過去にありました。2019年に公開停止していますが、最終バージョンが20.1だったようです。

20.1の大幅アップデート版であれば、23.0も納得できます。

セルフホスティング

100%フリーと書かれていますが、その後ろにセルフホスティング、とも書かれています。GPTやElasticSearch、OpenSearch(ElasticSearchのオープンソース版フォーク)、Apache Solrを自分でインストールして使ってね、ということなので、かなり大変ですね。

触ってみたい気もしますが、このWPSOLRを使ってみてくれる人がいたら参考にして入れてみたいな、くらいで諦める方が無難ですね

WPSOLR PRO

FREEがあるからにはWPSOLR PROもあります。ウェブサイトはありますが、2020年に公開されたウェブサイトのようですので、先のwpsoir-search-engineとの関係性は不明です。

年間199USDで1サイトに対して使えるようです。2サイト以上だと若干割引があります。さらに、他にもオプションサービスがあり、999ユーロでAI検索向けのプラグイン設定をしてくれるそうです。その中を見ると、あなたのGoogleアカウント、OpenAIアカウント、ハギングフェースアカウントとの接続のようなことが書いてありました。買う気はないのでよくわかりませんが、この価格でOpenAIのAPI使用量は別途なのかもしれません。相当に大規模なサイトを想定しているサービスのようなので、当サイトのようなウェブサイトには向かないですね。

下の方に「テスティモニ」が書かれています。欧米サイトで非常に良くある記載ですが、いわゆる「利用者の声」です。上に書かれているWP Engine、Cloudways、Linode、SitepointのうちWP Engineを除く3つのサーバー会社のテスティモニはElasticsearchもしくはSolrの一般的な話です。WP-EngineだけWPSolrについて書いていますが、詳細なレビューではなく「サーチ機能向上プラグインランキング5つ」のようなページなので、御察しな感じです。

下の二つのテスティモニでは、1つには数百万のページの検索が早くなったよ!と書かれていますが、Google検索にそのサイトはありません。もう一つは50万種類の商品を扱うのになくてはならない!みたいな書き方がされています。同じ名前のサイトはありますが声を出しているCEOらしい人物はいないようですし、サイト内検索がないサイトでした。欧米サイトのテスティモニってこんなものなのでしょうか?

FREEと言われてもちょっとないかも

ということで、FREEだと言われてもプラグイン内部を全部見ないとインストールするのは怖いプラグインでした。