Gears of War 4の対戦モードの基本とコツ、中級者になるために

12月 25, 2016

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2016年10月11日に発売されたWindows、XBox One用のサードパーソンシューティング(TPS)ゲーム、Gears of War 4(GoW4)ですが、クリスマス休暇のおかげか、Windowsと一部の対戦スペースが共用だからか、初心者プレイヤーを見かける機会がかなり多く、日本人っぽいプレイヤー名も多いので、コアなプレイヤーとしては嬉しいです。

対戦モードの参加人数がTPS・FPSとしては少なく、今作GoW4では5対5なので、一人一人のプレイヤーが上手だとだいぶ楽しさが違います。他のゲームとの違い、Gears of Warの過去作との違いなどを書いていきます。

私が上級プレイヤーだと言いたいわけではなく、プレイヤーの全体レベルが少し上がらないかなと思い書いていますので、間違い・意見があればぜひコメントしてください。

Gears of War 4の対戦モード

  • Social Quickplay
  • Match Making
    • Core Modes
    • Competitive Modes
    • CO-OP
    • Play Special Event
      • Holiday Crossplay
      • Snowball Fight

対戦モードとしては、大きくSocial Quickplay(ソーシャルクイックプレイ)とMatch Making(マッチメイキング)に分かれます。

ソーシャルは特に対戦形式の指定をせずにとりあえず対戦するモードです。マッチメイキングは対戦形式を指定したりすることができます。

プレイヤー数が少ないので、シリーズごとに人がいる場所が違うのですが、GoW4ではソーシャル以外はほとんどマッチングしません。初日はCoreとかCompetitiveもマッチングしましたが、プレイヤーが操作しないAIのBOT(ボット)が作られないために空きがあるとゲームが始まらないという仕様のせいで人が集まりにくいので、今は期待できません。

そのため、対戦するならソーシャルか、スペシャルイベントです。

現在(2016年12月末)のスペシャルイベントは、XBOXとWindowsのプレイヤーが同じプレイ空間で対戦できるクロスプレイと、爆発系の最強武器であるブームショット限定のスノーボールファイト(エフェクトが雪合戦ぽく白いのだけが違う)です。

対戦形式

  • チームデスマッチ(Team Deathmatch)
  • ウォーゾーン(Warzone)
  • ガーディアン(Guardian)
  • ドッジボール(Dodgeball)
  • キングオブザヒル(King of the Hill、キンヒル)
  • アームズレース(Arms Race)

の5つの対戦形式があります。

チームデスマッチは、他のFPS/TPSでもお馴染みのモードです。スタート時にチームライフ15で始まり、倒すごとに1減っていきますが0になるまで復活します。

ウォーゾーンはGears of Warで最初からある対戦モードで、ダウンしたキャラクターを復活させないと死んでしまう(ほかのモードでは自動で復活する)のと、一回死んだプレイヤーはその対戦では復活しないのが特徴です。コンペティティブにはエグゼキューション(Execution、処刑)モードがあり、ウォーゾーンと並んでGears of Warの初代からある対戦形式です。エグゼキューションではダウンした敵はヘッドショットか近づいて攻撃して倒す(処刑)しないと倒せません。

ガーディアンはチームにリーダーがいて、リーダーが生存している間はチームメンバーは復活できますが、リーダーが死んでしまうと復活できなくなる対戦です。

ドッジボールは味方が敵を倒すと一人味方が復帰してくる対戦形式です。

キンヒルは、指定地点を制圧することでポイントを増やしていき、180ポイントで勝利です。

アームズレースは大火器以外のすべての武器を順番に使っていき、一つの武器で指定数のキルを稼ぐと次の武器に移行していくモードです。

対戦全般の基本

ダメージの自動回復

Gears of Warシリーズを他のFPS/TPSと大きく違うゲームにしているのは、プレイヤーのヒットポイント(体力)が自動回復することです。死ななければ、自動で回復します。

自動で回復するのは、2秒程度ダメージを受けない状態だった場合で、ゆっくりと回復していきます。

一定のダメージを受けるとダウンし、ダウン状態で一定時間が過ぎると自動的に復活します。(ウォーゾーンを除く)

ダウン状態のときに一定のダメージを受けると死んでしまいますが、味方は近づいて回復させることができる(Xボタン)ので、回復させることで戦力低下を防ぐことができます。

単独行動は避ける

少なくとも1対1で負けない自信がないのであればできるだけ単独行動を避けましょう。自動回復するので、一人で倒せない場合、味方が来る頃には敵は回復してしまっています。

味方が近くにいれば、ダメージを少しでも与えていればそれだけ有利になります。プレイや成績を見て、うまいプレイヤーの後ろについていきましょう。

ダウンと即死

一定のダメージを与えるとダウンしますが、ダウンできるのは2回までで3回目はダウンせず死んでしまいます。

また、ダウンせずに即死する攻撃もあります。スナイパーライフル系の武器でのヘッドショット、ブームショット・トルクボウ・ドロップショットなどの大ダメージ系の武器による攻撃、フラググレネード(Frag grenade、手りゅう弾)とインセンディアリグレネード(Incendiary、発火)、大火器による攻撃は多くはダウンを経由せずに倒せます。

ダウンした味方に近づくとXボタンを押すようにガイドが出てきます。この状態でXボタンを押すと回復させることができます。

ダメージ量とダメージ方向

Gears of Warシリーズでは、ダメージ量は画面真ん中にCOGの紋章で表示されます。ダメージがない状態では全く表示されず、ダメージ蓄積とともに表示が濃くなります。

また、ダメージを受けているときにはどちら側から攻撃されたか表示されます。上に表示されると前方、下に表示されると後方です。爆発系の武器(グレネードやブームショット)ではどちらに敵がいるかわかりませんが、他の武器では方向がわかりますので、敵の位置が推定できます

マップ配置武器の状態

マップに出現(スポーン)する武器は強力なものが多く、これをうまく使うことで戦況を覆すことができます。

RBボタンを押すことで武器の場所が表示されますが、表示が薄い(グレイ)のときは武器がなくなっています。表示が濃い(白)の場合はその場所で強武器を拾得できる状態です。武器は使い終わるか、所有者が死ぬか、手放されると再出現するので、うまくやり繰りするとずっと使い続けることができます。

敵のマーキング

照準を合わせる状態(LT)で敵を画面中央に置き、右スティックを押し込むことで敵をマーキングできます。

マーキングすると、キャラクターが「マーキングしたぞ」と喋り味方全員にその敵の位置情報が3秒程度の間(ガーディアンのリーダー情報だけ10秒以上)共有されます。通常表示で敵の頭の上にマークが表示される他、RBボタンを押した時には敵位置が強調表示されます。自分から見えない場所や障害物に隠れている状態でも表示されます。マーキング状態は3秒程度しか持続しませんが味方も敵も最大5人というゲームなので、敵の位置情報は重要です。次にどちら側から接敵するか事前にわかるのは大きいですので、重要性がわかっている味方が多いと非常に楽です。

グレネードは刺せる

GoW4ではグレネード類をあちこちに刺すことができます。刺せるのは、壁と床、さらに敵に刺すこともできます。グレネードを装備した状態で殴りモーションで刺せます。

刺さったグレネードは

  1. 敵に刺した場合は数秒後起動
  2. 敵が近づいた数秒後起動
  3. グレネードにダメージ判定がある程度あると起動
  4. 制限数(1つ/人?)オーバーすると数秒後起動

で爆発します。仕様がGears of Warシリーズの中で毎回変わる部分ですので、結構あいまいです。一人一つまでしか刺しグレネードを設置できないようで、二つ目を設置すると一つ目が自動的に爆発します。うろ覚えですが、以前のシリーズでは一人二つだったり、チームで4つだったりしたような気がします。また、爆発時のダメージ判定が違っていて、自軍が刺したグレネードは(たぶん)敵に攻撃されて爆発させられた時だけ攻撃判定があります。以前は敵に直接刺したグレネードは味方を巻き込むことがありましたが、今作では刺した本人だけには爆風が及ぶものの味方を巻き込むことはなくなりました

初心者を脱却して中級者になるためのコツ

ここら辺はプレイヤーによって意見が異なる可能性が高いですが、一プレイヤーの意見です。

強い人についていく

対戦の種類によりますが、強そうな味方(わからなければレベルの高い人)に着いていくのが上達の近道だと思います。(キングオブザヒルを除く)

理由はいくつもあります。

  1. 死亡率が減る
  2. キル数が上がって楽しくなる
  3. 勝率がアップして楽しくなる
  4. より楽しくなる

Gears of Warシリーズでは現代戦的なTPSと異なり自動回復と遠距離武器のダメージが低いことと、超人的スキルのようなものがないことから初心者が上級者に一太刀浴びせてもすぐに回復してしまって無駄に終わることがほとんどです。

邪魔にならない程度の距離で強い味方に着いていくことで、死亡数を下げられますのでキングオブザヒルを除けば勝利につながります。

昨日の結果なのですが、赤軍は下位二人がキル2デス10、キル3デス11と8ずつ借金を作っていて、これだけでー16です。これがせめて二人でー10なら、赤軍に勝ち目があったかもしれないのです。

また、強い人についていくと目の前の強い人が倒されても敵が無傷である可能性が低いので、追撃で倒すことができますし、少しでもダメージを与えることで敵を倒せる可能性が高まります。

敵を早く見つける

敵を見つけることができなければ一方的にダメージを受け続けてしまいます。敵が見えないときは画面全体を見てみましょう。GoW4では動くもののほとんどはキャラクターです。RBボタンを押してみて味方でなければ、隠れている敵です。

また、歩いているときや走っているときに少し視点を動かしてみましょう。見える範囲が広がります。特に走っている時には視界が狭くなりますので結構重要です。対戦が始まったときやスポーン直後などを除いて周りを見ながら移動する癖をつけましょう。中級者以上でこれをしていない人は居ませんので、挙動で初心者ばれする原因になります。

グレネードで敵発見

敵が少数で状況が膠着している場合は、敵は隠れていることが多いです。隠れていそうな場所に入ってみると攻撃してくれるので位置がわかりますが、特にドッジボールだと1対5からでも逆転する可能性があるので、できるだけダメージを受ける前に敵の場所を知りたいところです。

位置がはっきりわからない場合、グレネードを投げると、「グレネードだ!」とキャラクターが喋ります。味方が居ないボッチでも喋るのです。喋りは敵味方関係なく聞こえるので、グレネードを投げて喋らせることで位置を割り出すことができます。これ(味方が居ないのに喋る)は正直どうなんだと思うのですが、仕様です。ある程度の範囲内にいる場合にだけ喋ります。

音(射撃音・足音)で発見

GoW4のキャラクターはどたどたと動きます。スティックをゆっくり倒した状態でゆっくり歩いている状態を除き、足音が大きいので位置がばれます。隠れてスナイプしている敵の後ろを取る場合などは近づいたら逸る気持ちを抑えてゆっくり近づくのも手です。

味方位置を把握する

4人の味方の位置を覚えておくのも重要です。RBを押すと味方位置が表示されますが、味方位置を覚えておくと後ろから近づいてくるのが敵だとわかります。

味方が倒れた時も敵位置を把握するのに役立ちますし、RBを押すと味方が何をしているかわかる(狙っている、転がっている、射撃しているなど)ので見ている方向などからも敵の情報がわかります。

無駄射ちを避ける

私は他の多くのプレイヤーと同じくショットガンをメイン武器にしています。Gears of Warの他のゲームよりも所持弾数が少ない傾向が強く、無駄射ちするとすぐに弾切れを起こします。また、攻撃力があがるアクティブリロードの仕様が変わり、残弾が残っていてもアクティブリロードが全弾に効くようになっていますので、弾倉を空にする意味がありません。(過去のGears of Warでは使った弾の分だけアクティブリロードされていました。)

自分の位置を(少数の)敵に知らせたいときに壁や地面に撃ったり、味方に敵を見つけたことを知らせる意味で撃つのはありです。

囮になる

一回のリロードで与えられるダメージは限られていますので、敵が多くない場所に入るときにとりあえず自分が突入して、ある程度ダメージを被って退却することで味方の被害を減らすことができる場合があります。他にも、複数の敵の射線に味方がうろうろしているときに、敵の弾をある程度引き受けるように前にでるということもあります。後者は相手が慣れていると意味がありません。

引き際を誤ると無駄にデスを積み重ねるだけになるので、早めに引きましょう。ただし、味方が真後ろにいると肉壁になって下がれなくなるので、味方のメンバーに応じて行うようにしましょう。

敢えて単独行動をする

特に敵味方が中長距離武器を持って膠着状態になっている時には、敢えて単独行動するのも手です。後ろに回り込めれば、状況を打開できる場合もあります。マーキングできるだけでも結構違います。

また、基本的には1対多数は避けるべきですが、敵を引き付けて逃げると状況を好転できることもあります。二人以上を引き付けられれば他の味方が対応する敵の数が減る、のですが、3人以上の敵から逃げられるのは無双ホストくらいなので、狙ってできるわけではありません。味方がある程度うまくて援護してくれる場合は、追いかけてくる敵を狙い撃ってもらうチャンスになります。

無双ホストへの対応

対戦アクションゲームの常ですが、ホストプレイヤーへの回線接続の状態が良くないとホストが異常に強いという事態が起こります。どうしようもなく強く、ホスト無双と云われるようなときがあり、ホストから見える状態で中距離より近ければ、ダメージの少ないアサルトライフルやスナブピストルでも逃げる余地なくやられてしまいます。

が、何とか対応する方法がいくつかあります。

  1. 離れて連射系武器を使う
  2. 強武器を拾う
  3. チェーンソーを構えて待ち構える
  4. 無視する

最後の4番「無視する」はやけくそ状態ですが・・・。味方が複数いれば、場合によってはホストを止められます。強武器なら多少狙いがずれても倒すことができます。運が良ければ、チェーンソーで倒すことができます。

最後の選択肢ですが、無双しているホストに出会わないように、他の敵を探して動き回るのがチームデスマッチなどでは有効です。この場合、味方があまりにも早く倒されてしまう状況だとじり貧になりますが、ある程度耐えてくれるようなら、ゲームには勝てるときもあります。

どうしようもないことも結構あります。

グレネードの使い方

ショックグレネードとスモークグレネードは取り扱いに注意が必要です。どちらもダメージは入りませんが影響しますので乱戦に撃ち込むと味方も巻き添えにします。

ショックグレネードは、キングオブザヒルやガーディアンで防衛拠点の前に置くとか、攻撃目標の近くに落として敵の増援を食い止めるという使い方がありますが、基本的に時間稼ぎです。

強武器を取るためにスモークグレネードを焚くことも無意味ではありませんが、武器の場所にスモークを焚くと今から取りに行くと知らせているのと同じなので、画面表示を見て取った瞬間にヘッドショットされたり、武器の位置に弾幕を張られるので、スモークグレネードを使わなくても取れる状況でないと安全にはなりません。

また、GoW4では広い通路のステージが増えたため、刺しグレネードの有効性が若干落ちています。

カバーキャンセルアクション

カバーキャンセルを繰り返すことで激しい動きをすることができます。これは相手によってはかなり有効です。上手く使いこなすのはかなり難しく、私はできません。

対処法は、無理に追わないようにして攻撃を続けることです。走るのと比べると進むのに時間がかかるため、照準を合わせずに適当に撃っていれば大抵は止まります。それか、カバーキャンセルアクションを使いまくるプレイヤーはその途中で攻撃してくることが少ないので、近づいてくるまで気にしないで近づいたときに狙い撃ちするのも有効です。

追いかけすぎて敵が近づいたときに弾倉が空という事態を避けるようにしましょう。

BOTは優秀

意外と盲点なのが、プレイヤーが操らないキャラクターBOTです。別に強いわけではないのですが、プレイヤーには不可能な動きで攻撃してきます。プレイヤーは前方にしか攻撃できませんがBOTは一瞬で方向転換して後ろにも撃ってきますので、油断するとBOTがMVPということも・・・