小さいPCを購入しようかと検討しています。ディスプレイ等がないスティックPCも検討したのですが、ディスプレイ、キーボード・マウスを持ち運んでいないと運用が厳しいので持ち歩きには向かないと思い他の機種を検討しています。
現在、購入しようと思っているモノがGPD社の「GPD Pocket 3」です。
GPD
GPDは、GamePad Digitalというゲームパッドから始まったメーカーで2013年設立と設立からまだ10年ほどです。
思い切り中国のメーカーで、数年前から安いパソコンを見かけましたが当時は安かろう悪かろうなイメージでした。日本では老舗代理店も販売しているため技適等の心配はいらないですし、スペックもかなりいい感じの機種がたくさん出ています。
UMPC
UMPCのカテゴリーは、OneMixシリーズのOne-Netbook、スマホやタブレットから進出してきたChuwiと、大手メーカーは基本的に中国になっています。何となく昔持っていたW-Zero3を思い出すような雰囲気ですが、W-Zero3よりも画面が大きい分フットプリントは大きいですが薄いし、何よりパソコンと遜色のない性能も出るモノもある、すごいものになってきています。
GPD Pocket 3
GPD Pocket 3は、GPD製UMPCの中では大きめの8インチ液晶を搭載したモデルで、2021年末にクラウドファンディングされていたものです。
併売GPD製品
他に、GPD Micro PC、GPD Max 2021が直販サイトでは販売されている他、最大サイズの8.9インチ液晶のGPD P2 Max 2022も発売されているようです。日本では未発売で、世代の古いCore m3-8100Y搭載のGPD P2 Maxが販売されています。

日本では、旧世代GPD Pocket 2 2021(Core m3-8100Y)も売られている他、ゲーム用モデルですが、Core i7-1195G7もしくはRyzen 7 4800Uを搭載のGPD Win Max 2021も出ています。(GPD Max 2021と同じ製品?)
GPD Pocket 3の特徴
Pocket 3の特徴は、普通のラップトップPCと遜色ないスペックで画面が8インチである点と、このサイズでは珍しい有線LAN搭載、他の端末の外部ディスプレイ、外付け入力デバイス(タッチパッド&キーボード)として利用可能なKVMモジュールかRS-232Cモジュールが装着できる点で、唯一無二です。
重さは公称725gなので、もっと大きくても軽いラップトップは他にありますが、外部ディスプレイなどを兼用できて有線LANがあるラップトップなので、私には非常に魅力的です。

Core i7-1195G7搭載、メモリ16GBのUltimate版とPentium Silver N6000搭載、メモリ8GBのPro版があり、いずれもMicrosoft Surfaceプロトコルのタッチペン対応です。
メモリは普通の方法では増設不可能ですが、分解して32GBにできることはできるようです。自分では絶対にやりたくないですが、SSDを取り外した後ろを基板から取り外す感じのようです。
Someone upgraded their Pocket 3 to have 32 GB RAM from GPDPocket
CPU的にはN6000で十分だと思うのですが、メモリが8GBだとちょっと少ないかなと思います。ブラウズ専用に使うのであれば別にWindows機でなくとも良く、Chromebookならともかくハイエンドスマートフォンよりも少ないメモリ容量のパソコンを多目的に使うのは躊躇われます。
そうすると、オプションをつけて16万円近いUltimate版となってしまうので・・・うーん。思い切って32GBだったら購入したような気がしますが、外付けデバイスとしても使える有線LAN端末という原点に戻るならメモリ8GBのN6000でも大丈夫ですし、いろいろ作業をするなら大きいディスプレイのマシンでないと辛いので。倍額出してまで欲しいかというと微妙です。
GPD Pocket 3の購入先
Pro版を購入するこにして、どこから購入するかいろいろ見ていきます。Amazonでは代理店の天空かららしいアウトレット品が販売されているですので、Ultimate版を購入するならAmazonは良いかもしれません。
2022年5月初旬の価格で本体新古品132810円、モジュール12500円、ケース2600円で合計147910円です。新品だと約170000円です。
楽天市場では、国内正規品らしいものを139800円で売っている店舗があるのでその価格で購入できるなら、ポイント還元を含めるとAmazon中古品より新品が良いと思います。
Pro版であれば、楽天の同じ店舗で86000円で販売されているので販売価格がAmazonより安い上にポイント還元がつくので、楽天で購入しようかと思います。
公式販売を謡っているのは、天空という代理店と、リンクスインターナショナルですが、リンクスの店舗だとそれほど高くない上にスタイラスがつくので、使う人はそちらが良いかも。
個人輸入
中国製品を購入する際、中国その他の海外から購入すると安くなる場合が良くありますが、GPDの場合はほぼ変わらないか、送料分高くつきます。中間マージンは取っているのでしょうが、国内販売店に在庫があるなら、技適等のこともあるし海外から購入する必要はないと思います。
Aliexpressだと、KVMとRS-232Cのモジュール、スタイラスが付属していて送料込み92490円と、157061円(それぞれ689米ドル、1170米ドルを為替変換後)なので、ポイント還元等を考えるとほぼ変わらないくらいで、海外配送のリスクや関税を負うので微妙です。
タオバオだともっと安いですが、直送できる店舗はなさそうなので厳しいです。Banggoodにもありましたが、Aliexpressと同じ価格でしたし使い慣れていないのでパスです。
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