ふるさと納税のポータルサイト2016—ふるさとチョイス、ふるぽ、楽天ふるさと納税、ANA

ふるさと納税ポータルサイト by 総務省 ふるさと納税
ふるさと納税ポータルサイト by 総務省

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ふるさと納税は、2015年に税額控除の上限が従来の倍、住民税所得割額の20%程度まで拡充されました。

ふるさと納税を助けるためのウェブサイトがかなりたくさん立ち上がっていますが、2016年4月からは総務省の指導で換金性が高い返礼品がポータルサイトから姿を消してしまっていました。

直接金銭的価値があるポイントや電子マネーだけではなく、家電製品やパソコンなどのヤフオクや価格.comなどで価値がわかりやすいアイテムもかなりなくなってしまっています。

サイトはたくさんあるので、目当ての品がある場合は、総務省のポータルサイト以外を全部見たほうが良いでしょう。

ふるさと納税のポータルサイト

管轄官庁の総務省がポータルサイトを立ち上げていますが、総務省のサイトは自治体の情報がメインで、返礼品目当てで寄附先を探すのには向きません。

目当ての自治体があるときに情報を見るのには便利ですが、Google検索で良いような。

総務省 ふるさと納税ポータルサイト

ふるさと納税ポータルサイト by 総務省

ふるさと納税ポータルサイト by 総務省

制度についてよく調べたいときなどには総務省のサイトが良いと思います。自治体のアピールページが充実しているので、理念などから寄附先を選びたい向きには総務省のページで探すのが一番良いと思います。

各自治体へのリンクが分かりやすく張られていますが、実際に寄附を行うサイトは別サイトです。

ふるさとチョイス

ふるさとチョイス by トラストバンク

ふるさとチョイス by トラストバンク

規模、実績ともにナンバーワンのポータルサイトです。が、2016年4月以降サイトの方針変更により換金性が高いと判断された返礼品がなくなったため、今年以降どうなるかは不明です。

返礼品の検索はしやすいですが、検索結果はいまいちです。運営会社が知らない会社というのは大きなマイナス点なので、個人的にはできるだけ使わない方針ですが、ここにしかないものもあったり、他のポータルサイトから結局ふるさとチョイスへ飛ばされたりするのが難点です。

日本の制度なので「日本最大の」と書いても書かなくてもよいところをわざわざ書いてみたり、No.1をたくさん並べているあたりも、商業主義っぽさを感じる人の足を遠のけている気がします。

CityDO! わが街ふるさと納税

CityDO! by scinex

CityDO! by scinex

総務省のポータルサイトに近い感じのポータルサイトです。ふるさとチョイスと同じく運営母体は知らない会社ですが、CityDO!自体は地方振興用の自治体アピールサイトとして実績があるようです。

掲載されている返礼品が特産品に特化している気がしますので、関係があるのかないのかわからないような返礼品はあまり掲載されていないようです。

掲載されている自治体はふるさとチョイスと比べるとだいぶ少ないですが、自治体のウェブサイトへのリンクはすぐに探せるので、総務省ページよりも便利だと思います。

ふるぽ

ふるぽ by JTB西日本

ふるぽ by JTB西日本

誰もが知る旅行会社のJTBが手がけるポータルサイトです。ふるぽの特長は、ポイント制という点で、寄附をするとポイントが付与されます。付与されたポイントの有効期限は1年または2年で、その間なら好きな返礼品を分割して選べます。ポイントをためておいて来年使うということもできるのが大きな特徴です。

が、寄附金は寄附先の自治体に行くため、ポイントは自治体ごとになるようです。また、ポイントをためて高額な返礼品をもらった場合、返礼品をもらった日がふるさと納税の一時所得日になってしまいます。逆に、今年は一時所得があるけれど来年はない、という場合にはふるさと納税のメリットを最大限に使えるということになります。

楽天 ふるさと納税

ふるさと納税 by 楽天

ふるさと納税 by 楽天

通販サイトの楽天市場につくられたふるさと納税ページです。

返礼品の数は少ないのですが、寄附額に対して楽天スーパーポイントが付くというシステムが大きな特徴です。ふるさと納税の返礼品の価値や減税額にかかわらずポイントが付与されるため、例えば10万円寄付すると最低でも1000ポイント、ポイント倍付ルールが適応されると凄まじいことになります。

楽天を毛嫌いしている、という人でなければ一番お勧めできるサイトです。

さとふる



さとふるの運営会社は「さとふる」という会社ですが、ソフトバンクの子会社ですので、実質的にソフトバンクが関わっているサイトです。

抽選で高級牛肉などが当たるキャンペーンを頻繁に開催しています。

ふるなび

ふるなびは、携帯の広告会社i-mobileが手掛けるふるさと納税ポータルサイトです。

掲載されている自治体数が少ないですが、他にないパソコンその他の電化製品が多く扱われています。他にも、国産のキャンプ・登山用品のモンベルの商品券など、魅力的な返礼品が並んでいます。

総務省の指導でなくなるはずなのでは?と思う返礼品が多いため、お得な返礼品を探したい人には向いているサイトです。

ANAのふるさと納税

航空会社の全日本空輸、ANAが作るふるさと納税ポータルサイトです。

掲載返礼品がかなり少ないので魅力は大きくありませんが、掲載商品が少ないのでぱっと全部見るには楽です。

寄附一回につき100スカイコイン(100円分のANA購入権)がもらえますが、楽天のふるさと納税と比べてしまうと見劣りします。

Yahoo!ふるさと納税

Yahoo!がYahoo!公金支払いの一部という形で作っているYahoo!ふるさと納税です。

ふるさと納税の申し込みは自治体サイトで行い、決済だけYahoo!のふるさと納税システムを使う場合もあります。

サイトとしての特徴は、寄附金としてTポイントを充当することができる点で、Tポイントをためている場合にはたまったポイントを納税に使うことができます。

ふるさとエール

エフレジという寄附金等の決済会社が運営しているふるさと納税のポータルサイト、ふるさとエールです。

あまり特長といえる特徴を見出せません。

お勧めサイト

自治体に直接申し込むタイプの寄附以外は、ほとんどがクレジットカード決済に対応しています。

私のお勧めは「楽天ふるさと納税」「さとふる」「ふるなび」で、加えて最大手の「ふるさとチョイス」も外せません。ただし、家電製品などが「ふるさとチョイス」から多く排除されてしまったので、電化製品を狙っている人には他のサイトの魅力が相対的に上がっています。

返礼品

返礼品の充実ぶりは、「ふるさとチョイス」が一番です。「楽天ふるさと納税」「ふるなび」「さとふる」「ふるぽ」には他のサイトにはない返礼品が並んでいます。

分割払い

最大で3年間にわたって寄附額を積み増しできるのは「ふるぽ」だけです。(2年間の有効期限があれば、納税期間としては3年にまたいだ寄附が可能です)

特典

「楽天ふるさと納税」がダントツで、寄附額に応じてポイント付与があり、ポイント倍付システムの対象にもなります。

「さとふる」「ANAのふるさと納税」も特典がありますが、「楽天ふるさと納税」には勝てません。

運営会社

JTB運営の「ふるぽ」が一番安心感がある会社です。JTBなら、保守的な人に勧めても受け入れてもらえるでしょう。

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