CMSは単純なHTMLと比べると非常に複雑な構造ですので、ちょっとしたことでサイトが動かなくなることがあります。

WordPressと比べると、(より慣れているせいか)Joomlaのほうが問題を見つけやすいのですが、バックアップがあればより早く、確実に復帰させることができます。Joomlaのバックアップツールの定番が「Akeeba Backup」です。無料ですが、同じAkeebaの「Akeeba Admin Tools」と同じく有料バージョンがあり、無料バージョンの機能は制限されています。

Akeeba Backup

Akeeba Backupをインストールすると、「コンポーネント」メニュー内に「Akeeba Backup」ができます。バクアップのための設定、バックアップ作業などはこのコンポーネントから行います。

よく考えると当然ですがサイトが動かなくなった時の復元(リストア)作業は管理画面が使えないことがある意味前提なので、Akeeba Backupからは行えません。Akeebaのウェブサイトからkickstart.phpをダウンロードして復元先のディレクトリに展開し、Akeeba Backupが作った書庫ファイル(通常は独自形式のJPAファイル)から復元します。

設定を変えれば、ウェブサイトの公開ディレクトリ外にバックアップを作成できます

Akeeba Backup Professional

有料バージョン「Akeeba Backup Professional」では大幅な機能向上が行われています。

  • FTPによるバックアップ作成
  • 書庫ファイルの暗号化
  • サイト外のデータベース・ファイルも一緒にバックアップ
  • クラウド・サーバーへのバックアップ
  • 差分バックアップ
  • 管理画面のコンポーネントから復元(フルバックアップに限る)

欲しかった機能が目白押しです。単体だと1年の更新・サポートが40ユーロですが、Akeeba Admin Tools Professionalと合わせて60ユーロなので、迷うところです。

Akeeba Backupの注意点

書庫ファイルが暗号化されていないため、書庫ファイルを開くとサイトのパスワード、データベースのパスワードなどが見えてしまっています。

また、復元する機会はそれほどないのですが、いざ復元するときには、ウェブブラウザから操作します。IP制限などをかけるとしたら自分で.htaccessを設定する必要があります。例えば、このサイトの場合を考えるとhttps://tek2tech.com/joomla/kickstart.phpにアクセスすれば操作できてしまうので、どうしても不安があります。

差分バックアップも、バックアップにかかる時間・容量の点で大きな改善点です。買おうか迷う拡張機能です。

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