クラウド型サーバーmixhostの無料テスト

2016年夏にサービスを開始した新しいレンタルサーバーのmixhostを試してみました。日本で初めての本格的なLite Speedサーバーでデータベースも高速のMySQL互換サーバーのMariaDB、全ストレージがSSDと全部入り的なレンタルサーバーで、さらに月額480円からという格安価格ですので、今後に期待できるサービスの一つです。


課金情報を登録しなくても試すことができましたので、WordPressをインストールしてみました。現時点ではマダマダで、今後には期待したいなという結果でした。

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LiteSpeed

Lite SpeedはApache互換のウェブサーバーで、Apacheよりも高速に動作するのが一番の売りですが、セキュリティが高いとか、HTTP/2にApacheよりも早く対応したりという利点もあります。

ただ、オープンソースのLiteSpeedとしてOpenLiteSpeedが開発はされているものの基本的には有料のソフトウェアであるせいか、特に日本ではほとんど使われていません。

Apacheの古いものと比べるとPHPの動作速度が40倍という触れ込みで、最新のPHP7だとどのくらい違うのかわかりませんが、まあそれでも早いのでしょう。私の使っているサーバーはLiteSpeedですが、PHP7にしても全く早くならなかったので以前よりはApacheに対する優位性は小さいのかもしれません。(詳しく知りませんので気のせいかも・・・)

サーバー速度は2016年8月時点では残念

日本初のLiteSpeedレンタルサーバー、かつ全ストレージがSSD、強力なバックボーン、という触れ込みのmixhostには否が応でも期待してしまうのですが、テストしてみた結果は現時点では残念と言わざるを得ません。

チューニングの問題なのかもしれませんが、ウェブサーバーの高速化設定(ほぼデフォルトで、PHP7を入れるかどうかくらい)をした上でWordPressをインストールし、他のサーバーでも使っているキャッシュ系プラグインを入れました。

ブラウザキャッシュをクリアして接続してみると、アメリカのレンタルサーバーを使っている当サイトの表示速度と、mixhostに作ったばかりのサイトの表示時間が同じくらいか、むしろmixhostのほうが遅いくらいです。

サイトのスピードテスト

次に、サイトの表示速度をウェブ上のテストサイトで確認してみました。よく公開されているのは、pingdom、GTmetrix、GoogleのPageSpeedInsightでの計測結果なのですが、多くのアフィリエイトブログではたいてい下記の項目を書いています。

  • GTmetrixでPageSpeedスコア、YSlowスコア、ページ表示時間、ページサイズ
  • PageSpeedInsightsのスコア
  • pingdomでのパフォーマンススコア、表示時間
GTmetrix

GTmetrix(適当に選んだ誰かのサイトです)

これを見て、サーバーが早く動作しているかどうかを判断するのは正しくありません。理由はいくつかあります。まず、ページの表示速度が遅いよりは早いほうが良いのは間違いありませんが、テストサーバーのほとんどは日本国内にはないので距離によるタイムラグ、途中の回線の調子で大きく左右されるから当てになりません。

次に特にGTmetrixのスコアは「ページの最適化」を診断しているにすぎません。あまりに遅かったり、反応しないような場合には低いスコアになるかもしれませんが、例えばYSlowだと自分のサーバーよりも遅かったとしてもクラウドフレアなどのCDNを使うだけでスコアが跳ね上がります。そこでCSSやJSの最適化をしてくれていれば、その分スコアも上がりますが、サーバーの性能という意味では判断材料にしてはいけません。

見るべきところは、サーバーの接続できてから結果を送ってくれるまでの処理時間です。

ウォーターフォール図。黄色がサーバー処理時間

ウォーターフォール図

当サイトのものです。ここで黄色で示されている「WAIT」がサーバーの処理時間なので、これを見るとサーバーの性能がわかります。もちろん、複雑な処理をしていれば遅くなりますが、いれたばかりのWordpressといろいろ入れてみてごちゃごちゃしたWordPressを比較して同じくらいだと、ちょっと貧弱かなと思います。

初回測定時はキャッシュが作られるせいか2秒くらいかかりましたが、その後は大体安定しました。

  • 当サイト 331ms、310ms、370ms、301ms
  • mixhost 491ms、510ms、508ms、513ms

GoogleのPageSpeedInsightsでは(繰り返せば変動しますが)当サイト 0.29秒、mixhost 0.4秒と評価されました。0.2秒を切ってくると合格で、同じレンタルサーバーでもJoomlaだとたまに合格できます。

国内サーバーなので、海外サーバーと比べたら表示が早いのかもしれませんが、この速度だとファイアバードを使っているサーバーのほうが基本性能は高いように思います。(自分で使っているわけではないですが、ファイアバードを使っているブログを見る限り)

なので、複数のバックアップをクラウド上に作成してくれる部分が必要ないなら、mixhostのメリットは大きくありません。逆に言えば、冗長性を高めたうえで同じ価格帯ということですから結構頑張っているということもできます。

LiteSpeedのメリットを生かしてもう少し高速化したら最高のサーバーですが、他のサーバーの値段と考えながら展開したら、少し上で同じ価格に落ち着くのでしょうね。

管理画面が少しわかりづらいですが、それほど使いにくくはありません。サーバー管理のcPanelは慣れれば使いやすいですよ。

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