オクタコア中華フォン「UMI Super」買ってみた

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2年以上中国のスマートフォンメーカー、OnePlusのOnePlus Oneを使ってきましたが、最近壊れてきたので新しいスマートフォンを入手しました。

まったく下調べなしで、楽天の期間限定ポイント消化+翌日配送という条件で適当に選んだ携帯が「UMI Super」です。

中華Androidはかなり長く使ってきていますが、完全に無名メーカーのものは久しぶりです。(OnePlusも無名メーカーではありますが・・・)

UMI Super

オクタコア、メモリ4GBを搭載して200ドル(日本国内価格2万6800円)という思い切った値段設定のSIMロックフリースマートフォンです。

UMI SUPER

  • Aerospace-class Unibody Aluminum
  • Android 6.0 Marshmallow
  • Touch ID
  • Fingerprint Scanner, Unlock in0.1-0.3s, Multi-function
  • CPU : Helio P10 (MT6755) Octa Core
  • GPU : Mail T860 700MHz
  • RAM : 4GB SAMSUNG eMMC+LPDDR3
  • ROM : 32GB
  • Battery : 4000 mAh 4.35V
  • Display Size :5.5 inch SHARP® LTPS (2.5D Arc screen) Corning® Gorilla® Glass 3
  • Resolution : 1920*1080 pixels

LTEバンドは、1、3に対応しているのでプラスエリアを気にしないなら問題ありません。

メタルボディでオクタコア、メモリも最新の最高スペックには及びませんがしっかり搭載されています。

さらにデュアルSIM対応で、指紋スキャナが付いていて、ポートはNexus 6Pなどと同じUSB Type-Cです。

速くは・・・なかった

スペックに惹かれて衝動買いをしたのでやむを得ないのですが、それほど早くありません。日本で販売されている同価格帯のスマートフォンよりは早いと思います。

OnePlus Oneではサクサク動いていたアプリがちょっと引っかかりを感じます。

ベンチマークテストをしてみたところ

Antutu

  • UMI Super : 49434 (3D : 7599)
  • OnePlus One : 65382 (3D : 10784)

GeekBench 4

  • UMI Super : マルチコア2457・シングルコア693
  • OnePlus One : マルチコア2323・シングルコア973

という結果でした。他のサイトにある結果を見ても、Antutuベンチマークは同じ程度ですので、マルチコアの恩恵を得られるアプリだったら良いですが、マルチコアで先行してきたパソコンでもマルチコアに最適化されたアプリなんてそんなにないので、あまり期待はできません。

スピーカーが塞がれる

電話はなんとか使えます。前よりは遅いとはいえ、とりあえずばっちり動作してくれます。音質が結構残念なのですが、それよりも横向きにしたときに音が出なくなるという珍現象が頻発します。

なぜ音が出なくなるのかというと、スピーカーの位置とボディの形状のせいでした。ボディの下側面にスピーカーが付いている上にOnePlus Oneなどと違って直線的なので、スマートフォンを支える指で完全に塞がりやすく、音が出ているのに聞こえなかったのです。

わかっていても頻発しますので、Bluetoothスピーカーなどがあったほうが良いかもしれません。

重い

ボディが金属製、ということも一部関係していると思いますが、重いです。

はかってみたら、200gありました。OnePlus Oneは135gくらいなので、片手で長時間操作すると手が痛くなってくるレベルで違います。

曲面ディスプレイ

ディスプレイの端が局面になっていて高級感があり結構良いです。

が、Amazonで売っていたUMI Super用のガラスフィルムを付けてみたら、ガラスフィルムが「必ずはみ出る」サイズで大失敗でした。100均の保護フィルムで現在満足しています。

USB Type-Cは高いが便利

コネクターの上下がないUSB 3.1 Type-Cコネクタを搭載しています。Macや最新のスマートフォンに搭載されてきているので、これからの標準になるに違いないUSB Type-Cですが、まだ充電器、ケーブル、パソコンのUSBポートともに普及が進んでおらず、高いです。

ネットで充電器を買い、ケーブルも買ってみました。

 

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上海問屋のケーブルは黒くて不格好ですが、きちんと動作しました。他の3社は動きませんでした。相性なのかなんだかわかりませんが、少なくとも動作しない組み合わせがあったというのはまだまだこれからの規格ということなのでしょう。他のUSB Type-C端末を3機種試しましたが、UMI Superで使えなかったケーブルもすべて動作しました。中華ブランドは互換性がイマイチだったようです。

充電速度は充電器のせいか、ケーブルのせいか、UMI Superのせいか、それほど早くありません。

悪くない

常用していたスマートフォンが故障したので買ってみたUMI Superですが、上のような短所はあるものの、SIMロックフリーでデュアルSIMが使え、指紋認証も対応しているので悪くありません。

シングルコア性能が良くないので、そんなことだったらあと1万円ちょっと出してZenfone 3(同じくらい)とかOnePlus 3(ハイスペック)にしたかもしれませんが、今回は急いでいたので・・・手に入るようになったらGoogle Pixelか買いたい値段になったらZenfone 3 Deluxeにするかなと思っています。

無名中華フォンでもこれだけ進歩したんだなあと驚いたと同時に3年くらい前に発売されたOnePlus Oneがすごかったんだなあと。c

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