NHKのワンセグ受信料裁判にさいたま地裁で判決
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ネット上で話題になっていた、NHKがワンセグ携帯電話の所持者に対して受信契約を迫っていたことに対する裁判の判決が2016年8月26日にさいたま地方裁判所で下りました。
ワンセグ携帯電話を持っていてもNHK受信契約は義務ではないという判決でしたが、NHKは控訴する方針なので次は東京高等裁判所に移ることになります。
NHKのワンセグ訴訟
前の記事「NHKのワンセグ携帯受信料裁判に判決予定」で書いたように埼玉県の市議会議員がNHKを相手取ってさいたま地裁で起こしていた民事訴訟に対して2016年8月26日に判決がありました。
いつから?
調べた限りではいつ訴訟を起こしたのか分からなかったのですが、結審(最後の弁論機会)が2016年5月20日だったようだということだけ、大橋議員のフェイスブックからわかりました。(参考:大橋昌信議員の2016年5月29日投稿)
まだ有効ではない
NHKが控訴したそうなので、次の判決はまた1年~後なのでしょう、知りませんが。地方裁判所で下された判決に対して控訴されている場合、判決は未確定ですので効力はありません。(参考外部ページ:強制執行を避けるための方法)
なので、今回の判決を盾にワンセグ携帯に対しての契約を拒否するのは無駄であると思います。ただ、「ワンセグに対して契約をさせる根拠がないことを確認する」趣旨の裁判ですので、契約をさせる根拠があるのかという問題があるにせよ、議員のように自分で行動を起こすのでなければ、巨象に一人で立ち向かってみる必要はないのではと思います。訴訟を起こした議員も一人ではなくて、「NHKから国民を守る党」という政治団体に所属しています。
判決文は読めるのか?
興味がある裁判結果ですが、ネット上を探しても判決文を一部切り取ったものはありますが全文は見当たりません。裁判所のウェブサイトで一部判例が公開されていますが、公開される判例の選択基準は不明で、少なくとも今回の裁判結果は載っていません。
弁護士ドットコムを見ると「裁判所や検察庁に行けば閲覧できる」そうなのですが、担当裁判所に出向かないといけないそうなので、つまり今回の場合はさいたま地方裁判所になりますが控訴されている場合は現在の担当裁判所になるそうなので、東京高等裁判所ですね。
インターネット時代とは一線を画しています。
ワンセグの付く機種?
インターネット中継やYoutubeなどは見ますが、ワンセグ放送を含めてスマートフォンでテレビを見たことも見ようと思ったこともないので最近の新機種に受信機能が付いているかどうか、見てみました。
NTTドコモの新機種の紹介ページを見ると、何と2016年の新機種すべてについていました。これは大きいことですね。そういえば、B-CASってなんだったのだろうと。。。今更ながら思います。
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