卓球に復帰してから、粘着ラバーを中心に中国ラバーをたくさん使ってきました。今のところ大手メーカーでは大きな問題に当たっていませんが、中小メーカー品は何個か失敗もありました。
使ってみるまでわからない博打な部分がかなりあるので、信頼して使用できるメーカーは紅双喜とFriendship(729)、個人的にはあまり使っていませんが銀河(Yinhe)くらいで、世界チャンピオン監修ブランドの雷神(LOKI:王皓)と炎上乒乓(Youngshine:郭炎もしくは郭焱)はまだよくわからないという感じでしょうか?
いつの間にか仕様変更
品質問題もありますが、どちらかといえば勝手な「仕様変更」、個体差の範囲に明らかに収まりきらない「仕様違い」のほうが問題が大きいと思います。
紅双喜もスポンジがいろいろある上に、一般使用と省使用、国仕様の3グレードでトップシートも違うようですし、ネオシリーズは已打底バージョンだったりと結構違います。729も例えば「Battle」などで仕様によって人気の高いものがあったりするようです。
LOKIも、Rxton 1にRxton IとRxton I Plus、Rxton 3にRxton IIIとRxton III Proがあります。Rxton IとRxton I Plusはスポンジが全然違うものであるのと、紅双喜の省チーム用を意識していそうな変な形(砲弾型?)のラバーになっています。Rxton IIIのほうはよくわかりません。

私は使ったことがないですが、Swordの「Break」の特別仕様っぽい金色パッケージ品で最近、注文したら別物が来た、というショップがありました。
中国ブランドは結構ロット差が大きい(だけなのか知りませんが)ので、こういうこともおおいのでしょう。私も、ついで買いした安いラバーで昔のレビューと著しく違うラバーに遭いました。Reactorの「迅雷」という結構昔からあるラバーで、2019年に書かれたレビューを読むとテンションラバーっぽく結構弾むと思って購入したのですが、まったく弾まなくて微妙でした。

一緒に購入した激安ラバー「火麒麟」のほうがよく弾んで表面シートも良い感じでした。
ラバーとスポンジの接着が弱い
ラバーの剥がれ問題というのもあります。KTLなるメーカーのRed Diamond(紅鉆石)というラバーで頻繁に遭遇したことがあります(半分くらいだと思います)が、特に小メーカーのラバーで起こることがあるようです。LOKIのラバーでも1枚か2枚、粘着保護シートを剥がしたらスポンジがシートから取れたことがあります。(1割以下だと思います)
日本製やドイツ製では起こらないので、製造技術の問題なのかなーと思います。
汚い
ラバー表面が結構汚いことがあります。スポンジにゴミがついていたり、スポンジのゴムにゴミが練りこまれていることも結構あります。
LOKIのラバーの拡大写真ですが、下の赤いラバーでは
- 断面がかなり汚い
- スポンジとの接着面が結構汚い(右側)
- 粒形状がばらばら(右側は円柱、左側は円錐台)
シートを見ても、円柱状の粒が多いので、円柱に作っているのがたまたま円錘台状になっているのか、そういう設計なのかもしれませんが、円錐台としても配置に規則性がないし形が一個づつ違うので、製造問題なのかなと思います。
「性能には問題ない」かもしれませんが、謎の汚れが付いたラバーはちょっと嫌だし怖いですよね。疑いだすときりがないですが、そもそも謎の有毒物質とか入っている可能性がないとも言えないし。
シートはきれいなものが多い
ただ、古いレビューを見ると、シート表面にゴミ・謎の汚れが多い、シートの粘着にムラがある、といったものも多くありましたが、ここ2年くらいで購入した中国ラバーの数々には特にそういった問題はありませんでした。
中国ラバーの品質向上が見えますし、日本のメーカーでも中国製ラバーはありますので、数年後には気にならなくなっているかもしれません。(YASAKAクレスタ―、Nittakuルーキングといった最安値のラバーは中国製)
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