2018年2月にGoogle Search Consoleが仕様変更され、手動でのクロールリクエストの制限が多少きつくなったようです。大勢に影響はないですが、残り数が表示されなくなったのでたくさん送信する場合は注意が必要になりました。
Fetch as Google機能
Googleサーチコンソールで使うことができるFetch as Google機能は、本来はGoogleクローラーから見えるページの状態を確認するものです。(私も含め)多くの人は手動でのインデックス依頼として使っていると思います。
Search Consoleのヘルプによると「Fetch」でページURLにアクセスできるかどうかを確認してHTMLを取得し「Fetch and Render」ではスクリプトや画像も含めてクロールを行います。Renderを行うと時間がかかりますので、インデックスのみを目的とする場合はFetchのみで良いと思います。
再クロール依頼
FetchもしくはFetch and Renderが成功してから4時間以内なら、表示されたボタンをクリックすればインデックスしてもらうための再クロールを要請できます。
ここには、”The page will be considered for indexing only if it meets our quality guidelines and avoids the use of noindex directives”「品質ガイドラインに適合しnoindexを設定していない場合のみインデックスを考慮する」と書かれています。
Search consoleのヘルプを見ると、「recrawl and reindex your URL」と書かれており、あくまで再クロール、再インデックスを促すだけです。

でも、サイトマップ送信やPubsubHubbubだけではすぐにクロールしてもらえませんので、やはり便利なのです。特に時事情報に関してはインデックス依頼は大きいですし、パクリサイトの問題を考えるとGoogleに早く送信してオリジナルと認識してもらえる可能性が高まるこの機能は見逃せないものがあります。
インデックス依頼の制限変更
再インデックス(再クロール)を依頼できるのは、指定したURL、もしくは指定URLから直接リンクされているURLです。
指定URLの再クロールはこれまで月に500件、直接リンクされたURLまで含めた再クロールは月に10件に制限されていました。2018年2月以降は、指定URLの再クロールが日に10件、直接リンクページのURLは日に2件に制限が強化されました。
直接リンクまでクロールしてもらう依頼が緩和されましたが、それほど使うわけではない機能です。制限されたといっても一日10件、月に最大で300件なので私のようなユーザーには無関係です。今回の変更に伴って、制限に近づくまで残り数が表示されなくなったため、リセットされる時間が日本時間なのか、アメリカ時間なのかは今のところ不明です。
今回はリクエストを送信してみたものの、すぐにはインデックスされませんでした。最近更新が滞っていたせい、かもしれませんしポリシー変更、かもしれません。
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