クラウドフレア(CloudFlare)を使っています。
設定画面で、「今月はこんなにクラウドが役立ってますよ」という統計情報を見ることができます。
たとえば、SimilarWebを検証したこの記事で使った月間ページビューが15000程度のページの場合、
と今月は8.19GBも節約できたことになっています。今月はアクセス数が多かった記事があって30000ページビューくらいですが、帯域結構使ってるなという印象です。
クラウドフレアの表示を合計すると!!?
30000ページビューくらいで、8.19GB節約となるとアクセス数が増えたら困るなあ、と獲らぬ狸の皮算用をしてみたくなります。
SimilarWebを調べたときのレンタルサーバーに載せているサイトはすべてクラウドフレアを使っています。クラウドフレア上では、合計で、16GB転送したことになっています。
キャッシュが効いた分が9GB、キャッシュできなかった分が6GB程度(合計が合わないのは、クラウドフレアでは小数点以下が表示されていないためです)と表示されています。
アクセス増えたら困るじゃん!
このレンタルサーバーは毎月の帯域制限があり、250GB/月が毎月の転送上限です。そうすると、このペースで行くとしたら、大体120万ページビューまでしか対応できません。
クラウドフレアを見ると、一ヶ月でGoogleやBingなどのクローラーが3万ページビュー位しています。サイトによってクローラーの訪問頻度は違うと思いますが、100万ページビューくらいまでは大丈夫かもしれません。
いずれにしても遥か彼方なので、まあ問題ないでしょう。問題が出てきたら、逆にちょっと嬉しいです。
レンタルサーバーの使用帯域情報
念のため、レンタルサーバーのウェブサイトに久しぶりにアクセスしてみました。
見てみると
1630MB/250GB
と、2GBも使っていません・・・・。いったいどういうことでしょう?
サーバーの表示が月末締めだったとしても、今日は11月22日なので、21日分、残りを同じペースで使っていたとしても大体2GBです。
クラウドフレアの帯域表示はどうなっている?
クラウドフレアで表示された分だと6GBは使っていそうなものですが、サーバーが実際に転送した容量は2GBに満たないのです。(ついでに、クラウドフレアが効かないFTPでの転送を結構しますので、本当は1.5GB以下と思います)
クラウドフレアでの表示は3~4倍に盛られているようです。なぜ3~4倍にまで増えているかを考えると、理由は2つ考えられます。
1.宣伝のために多く見せたい
クラウドフレアの設定画面で、Share Thisとツイートボタンが出ていることからも判るように、クラウドフレアは知名度をあげ利用者(できれば有料)を増やしたいはずです。
実際よりも多めに見積もることで、宣伝効果は高まると思います。
2.「帯域」の定義の違い
もう一つ考えられるのは、「何を使用帯域」と捉えるかの違いだと思います。
レンタルサーバーでは、サーバーから提供したデータを使用帯域とするはずです。クラウドフレアでは、「1.宣伝のために多く見せたい」をするためにひょっとすると、外部から読み込まれるJavascriptやCSSもカウントしている可能性が考えられます。
検証
適当ですが・・・、GTMetrixという転送速度を計るウェブサイトで計測してみると、
と表示されます。毎回少しずつ数字が違うものの、ページの転送容量は大体300kb程度で400kbは超えません。
以前測定したPingdomでは、

読み込み時間 620ms
転送容量は736.2kbと大きく違います。この違いは、広告画像が読み込まれているかどうかが大きいと思います。
別のサイトで同じような計測をすると、やはり計測ツールによって大きく違います。そちらでは、画像よりもフェイスブックボタンが読み込むJavascriptが228.4kb圧縮できる(72%圧縮できる)じゃないかと怒られます。
外部からの読み込みですから、この分はレンタルサーバーには計測されませんが、ユーザーにとっては使用帯域です。
この分をクラウドフレアでは帯域としているのかもしれません。憶測ですが。
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