普段、Windows 10を使っていますが、現在Windows 10 Homeのみです。Windows 7のころは、Windows 7 ProやWindows 7 Ultimateを使っていたのですが、最近、記憶域スペース(特に階層化)が気になったり、システム要件でWindows Proエディションを指定されるソフトウェアがあったりと、アップグレードしたくなってきました。
結構複雑なWindowsのライセンスについて調べました。間違っている、更新された等の事項等ある可能性等がありますので、詳しくは公式ウェブサイトや電話窓口等でお確かめください。
Microsoft Windows 10
Windowsの歴史と思い出
Microsoftは、MS-DOSで広く使われるOSのメーカーとなり、1992年のWindows 3.1、1995年のWindows 95で広く使われるようになりました。

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DOS-Vと言われていたシステムがNECのMS-DOSを駆逐したり、最終的にDOS自体がなくなったのは1998年のWindows 98、1999~2000年のWindows 2000の次、2000年にリリースされたWindows XP以降です。
Windows XPは2006年にWindows Vistaが出現するまで長い間最新システムでした。次に、Windows 8が2012年に、Windows 8.1が2013年にリリースされました。現在のWindows 10は2015年に発売されて現在に至ります。
Windows 10はナンバリングバージョンとして最終ということにされていて、今後は継続的なアップデートが提供されていくということになっています。
個人的には、Windows 3.1は少しだけ触ったけれど、Window 95だったか、Windows 98は発売日の深夜に並びに行った覚えがあります。Windows 2000を長く使って、Windows XPはプレインストールされたパソコンを持っていたのみでした。Windows Vistaと8、8.1はほとんど触ったことがありません。Windows 10が発売されてからしばらく様子見をみて、最近はパソコンを全部入れ替えたこともあって、すべてWindows 10になっています。
Windows 10のバージョンいろいろ
Windows 10は、Home、Pro、Pro for Workstationが一般用、最上位のEnterpriseは一般販売されていません。また、教育機関専用のWindows 10 Educationというものもあるようです。
Windows 10 Proでは、Windows Serverから管理できるActive Directoryが使えるようになり、Pro for Workstationでは、ディスクの新フォーマットReFSが利用できるようになります。それ以外にもあると思いますが、興味があるのはそのくらいです。
プリントサーバーやファイルサーバー、ウェブサーバーを20台までで利用する目的であれば、Windows Serverでなくても大丈夫のようです。

ライセンスの種類いろいろ
リテール版
パッケージとして手に入ったり、ダウンロードコードとしてマイクロソフトから販売されるリテール版が売られていますが、それ以外にも何種類か販売形態があります。パソコン本体に紐づきますが固定されないため、故障したら新しいパソコンに移行できます。
DSP版
自作パソコンやパーツとともに販売されているWindowsです。一緒に購入したパソコンやパーツとともに利用することが条件となっており、それを外れるとライセンス違反になってしまいます。パーツの組み換えなどをしても再認証はできるはずですが、少し不自由です。
OEM版
大手メーカー製に大量インストールされているWindowsというイメージでしたが、調べてみるとよくわからない謎のバージョンです。


売られているものは、再インストールディスクとかの横流しなのでしょうか??基本的に購入すべきではなさそうです。
ボリュームライセンス版
Windows 10では普通に購入できるボリュームライセンス版はなくなっています。OpenプログラムにはWindows 10 ProとWindows 10 Enterpriseのライセンスがありますが、これはアップグレードライセンスです。注意したいことは、アップグレードライセンスではWindows 10 HomeからProもしくはEnterpriseへのアップグレードはできず、Windowsの以前のバージョンの同じもしくは下位エディションへのアップグレードのみが行えるライセンスとなっています。例えば、Windows 7 ProfessionalからWindows 10 Proをアップグレードするためのライセンスであって、単体では使えないものです。
Windows 10 Homeからのアップグレード
マイクロソフトストアからの購入
マイクロソフトストアからのデジタルライセンス購入が一番簡単なオプションだと思います。ただ、アップグレードライセンスはそのパソコンに固定されます。
リテール版の購入
アップグレード版ではなく、新規ライセンスを購入する方法です。新規インストールに使うライセンスですが、アップグレードにも使用できます。他のパソコンへ将来移転することも可能です。
ボリュームライセンス
すでに販売されていないと思いますが、Windows 10より前のWindows Professionalエディションのボリュームライセンスを持っていて、SA(ソフトウェアアシュアランス)を切らさずに持っていた場合にはWindows 10 Proのアップグレードができるのと、SAがなくなっていても、Windows 10 Proのアップグレードライセンス購入でアップグレードできるはずです。
ボリュームライセンスでのアップグレードには例外があって、教育機関とNPO団体はWindows 10 Homeからのアップグレードができます。海外サイトだと購入に証明書を出せという記載がありますが、日本国内でどうなっているのかはわかりません。
海外のライセンスはどうだろう?
今のところ購入予定はないので問い合わせ等もしていないですが、ソフトウェア商品の場合は利用する国が限定されているライセンスがあります。
Windowsの場合も条項には盛り込まれてはいますが、リンクが辿れなかったりするので詳細不明です。
買うならリテール版?
何らかの理由でWindows 10 Homeを購入してしまった後、Proにしたい場合、済ませたい場合にはマイクロソフトストアでデジタルライセンスを購入するのが一番簡単です。Proなら13000円強です。
ただ、システム故障や更新を考えている場合、予算があるのならリテール版を購入するのも悪くないです。大体2倍の値段になるので、3回目の更新から有利になります。長く持っている分、無駄な気もしてしまいますが・・・。
やはり一番簡単で便利なのは、最初からWindows 10 Proがインストールされたシステムを購入することですね。差額は大体3000円から8000円くらいですが、M75q-1価格コム限定パッケージはWindows 10 Homeしか選べなかったのです・・・。

Windows 10 Pro for Workstationとなると、プレインストールされているパソコンを見たことがないので、Windows 10 Homeで購入してデジタルアップグレード、もしくはリテール版購入ですね。パッケージ版はAmazonでも見当たらないので、マイクロソフトストアからのダウンロードしかないかもしれません。
ボリュームライセンスだったら、ライセンス管理が楽なのですが、故障等が起こるのは数年以上先のことが多いので、デジタルライセンス購入でもいいかもしれません。
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