何年か前から、アルカリ乾電池をニッケル水素電池に替えてきて、徐々に使い捨て電池を卒業しています。エネループを代表に、自然放電が少なく使いやすい電池が多く出ていて便利です。
ただ、充電池は形が若干乾電池と違うので、電池ボックスがギリギリだと入らない、入っても不具合が起こる、ということが良く起こります。
ニッケル水素電池の形
エネループを中心としたニッケル水素充電池は、できるだけセル部分を大きくとるためかプラス電極が小さく電池が太いです。同じ単三型でも0.2-0.3mm太くなっているので電池ボックスに入らない時があります。たまに、電極部分が引っかかって使えないという起こります。
入っても、可動性が低すぎると電池がボロボロになるし、ちょっとしたことで外れたり、逆に出てこなくて大変だったりと悪いことばかりです。
東芝のIMPULSE
スリムな電池を探して検索していたら、東芝のIMPULSEのライトバージョンが細いという話が出ていたので購入してみました。
手元の実測なので測定誤差もあると思いますが、TNH-3LEはアルカリ電池と同型か若干細いくらいでまず大丈夫、TNH-3MEは少し太いですが個人的な標準品のエネループとほとんど同じか少し細い、といった結果でした。高容量バージョンはエネループよりも太いかもしれないので狭い場所には勧められません。
モデル | 保証容量 | 太さ |
TNH-3LE | 950 mAh | 13.96 mm |
13.99 mm | ||
TNH-3ME | 1900 mAh | 14.11 mm |
14.12 mm | ||
14.17 mm | ||
14.18 mm | ||
TNH-3A | 2400 mAh | 14.26 mm |
14.26 mm | ||
14.28 mm | ||
14.22 mm | ||
TNH-3AH | 2450 mAh | 14.22 mm |
14.27 mm | ||
14.26 mm | ||
14.27 mm | ||
緑Ama | 2400 mAh | 14.18 mm |
黒パナ | 2500 mAh | 14.20 mm |
アルカリ | 14.00 mm |
中国製のIMPULSE TNH-3A
私は、中国製品を避ける気はほとんどないのですが、購入した4製品のうち、2400mAhのTNH-3Aだけ「日本製」ではなく裏に「made in China」と書いてありました。別に問題はないのですが、中国製のものだけパッケージの中に入っている電池の向きがバラバラです。だから悪いわけでもないし、その分コストカットしてくれたら良いと思いますが、あからさまに一つだけ違うのは気になります。
アルカリ電池と使い勝手の違いは?
気になるのは、アルカリ電池との容量差です。アルカリ電池とは放電特性が異なるため比較しにくいのですが、大体以下のように言われているようです。

- 20mA 140時間 ≒ 2800mAh
- 100mA 20時間 ≒ 2000mAh
- 1000mA 0.9時間 ≒ 900mAh
大容量を使うところならライトタイプのTNH-3LEでもまあまあ大丈夫そうですが、そこだとそもそも1時間しか使えないので・・・
最近使っている、Lenovoのキーボード・マウスセットは電流が書かれていませんでしたが、電池寿命約1年と書かれています。キーボードは電源スイッチがなく電池2本、マウスは1本で電源ありです。何時間使う想定かわかりませんが、少なくとも容量が900mAhのTNH-3LEだと半分以下の3-5か月なのではないかと思います。
半年もってくれれば実用的と思えるので、一度試してみたいと思います。
他のスリム電池
廃版になってしまった、エネループライト、後継のパナソニック・エボルタeも良いようです。

が、中国製なので東芝電池をお勧めしている人が多そうです。
BK-3LLBの1000mAhモデルを購入して測定してみました。
- 14.18 mm
- 14.17 mm
- 14.20 mm
- 14.22 mm
電池ケースにも入りにくいので、これならIMPULSEのほうが良いです。
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