SynologyのNAS(ネットワークアタッチドストレージ)を導入しました。本格仕様のミドルグレードものと、エントリーグレードのものを購入していじっています。
Synology DiskStation / RackStation
今回、主にバックアップ用にSynologyのNASを購入しました。種類豊富で、型番の最初がディスクステーション(タワー型)かラックステーション(ラックマウント型)、数字の前半がベイ数、後半が発売年、その後オプション表記になっています。RPは冗長電源モデルですが、高級機種はRPでなくても冗長電源だったりします。
タワー型
現行機種 | ストレージ | CPU | 最大メモリ | |
DS220+ | 2 | Celeron J4025 | 6GB | SSDキャッシュ不可 |
DS420+ | 4 | Celeron J4025 | 6GB | |
DS620slim | 6 | Celeron J3355 | 6GB | SSD専用なし |
DS720+ | 2(7) | Celeron J4125 | 6GB | |
DS920+ | 4(9) | Celeron J4125 | 8GB | |
DS1522+ | 5(15) | Ryzen R1600 | 32GB | |
DS1621+ | 6(16) | Ryzen V1500B | 32GB | |
DS1821+ | 8(18) | Ryzen V1500B | 32GB | |
DS2422+ | 12(24) | Ryzen V1500B | 32GB | |
DS1621xs+ | 6(16) | Xeon D-1527 | 32GB | 10GbE付属 |
DS3622xs+ | 12(36) | Xeon D-1531 | 48GB | 10GbEx2付属 |
ラック型
現行機種 | ストレージ | CPU | 最大メモリ | |
RS422+ | 4 | Ryzen R1600 | 2GB | SSDキャッシュ不可
冗長電源モデルなし |
RS822+ | 4(8) | Ryzen V1500B | 32GB | |
RS1221+ | 8(12) | Ryzen V1500B | 32GB | |
RS2421+ | 12(24) | Ryzen V1500B | 32GB | |
RS2821RP+ | 16(28) | Ryzen V1500B | 32GB | |
RS4021xs+ | 16(40) | Xeon D-1541 | 64GB | 10GbEx2付属 |
RS3621xs+ | 12(36) | Xeon D-1541 | 64GB | 10GbEx2付属 |
RS3621RPxs | 12(36) | Xeon D-1531 | 64GB | |
RS3618xs | 12(36) | Xeon D-1521 | 64GB | 冗長電源? |
RS1619xs+ | 4(16) | Xeon D-1527 | 64GB | M.2スロット |
どれがいい?
必要なストレージ数によって選べば良いと思いますが、CPUとメモリが大体3グレードに分かれているので、Ryzen搭載モデルで最大メモリが32GBがベストな気がします。
その中で、必要なものを選ぶのが良いと思いますが、SSDキャッシュはつけた方が早くなるので良いと思います。SSDキャッシュがなくても、ストレージへの分散書き込みができればそれほど遅くないです。(SSDより遅いはずですが、ギガビットLANの限界速度近くでます)
かなり高機能
NASにインストールして使用する管理ソフトウェア(DSM)がかなり高機能です。ファイルサーバーとして働くだけではなく、バックアップサーバーとしてクライアントPCのバックアップを取ることもできます。
さらに、ゲストOSを入れて動かすこともできます。ほとんどLinuxサーバーという感じですね。ゲストOSのファイル形式によってはバックアップを取ることもできます。ただし、ゲストOSを動かす場合には、それなりにCPUとメモリへの負荷がかかるので安いモデルだと軽いゲストOSしかまともに動かせないと思います。
とりあえず、バックアップツールのActive Backup for Businessを使い始めました。

他にも、NAS自体のバックアップを取るHyperBackup、オフィスファイルを扱うSynology Office、クラウドストレージ的なNASストレージを実現するSynology Driveなどが便利そうです。
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