Google Domainsへドメイン移管してみた

12月 24, 2015

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このサイトを含めて、最近はドメイン名を登録するのに「みんなのドメイン」を使ってきました。最近、「みんなのドメイン」の雲行きが怪しいらしく、移行先を検討しています。

みんなのドメイン

みんなのドメインは、.comや.netが850円/年というのが特徴です特徴でした。他社のように99円キャンペーンはしていませんが、更新が安いです。

他で取得してドメイン移管しても良かったかもしれません。

→2015年末ごろから、価格の表示が実際の金額ではなくてSKSYSi円(すこしやすい)に変わってしまっていました。最近、実際の価格も表示されるようになりましたが、値上がりして最低価格1340円に変わってしまっています。少し安いどころか少し高い業者になってしまったのと、サービスが突然停止するリスクも考えられるので、もう使わないほうが良いと思います。

少し安い、はずが少し高く
少し安い、はずが

Google Domains

Google Domainsは、あのGoogleが始めたドメイン登録サービスです。2014年6月に招待制で始まり、2015年1月13日に一般公開されたサービスですが、今はまだベータ版です。(ベータ版といえば、Googleナビもベータ版ですし、ベータ版だからといって避ける必要はないと思います。)

Googleは新しいサービスを始めても止めてしまうこともある会社なので、ずっとドメインを預けられるかは不透明ですが、他の会社と比べたら、ずっと信頼性が高いと思います。

他と比べて安いかといえば、安くはないのですが、安心を買おうということで試しに一つ移管してみます。

Googleアカウントが必要

Google Domainsの利用には、Googleアカウントが必要です。Gmailを使ったり、Androidで使うアカウントと共通です。

支払い情報なども共通しているので、アクセスすれば普通に使えます。(2017年5月訂正:日本国内からのアクセスは拒否されます)

ドメイン登録サービスとしては

流石に、Googleが公開したサービスだけあって、ユーザーインターフェースが使いやすいです。

登録料金は、.com、.net、.orgなどの一般的なものは一年12米ドルです。日本のドメイン業者と比べると高いです。ただ、ドメインプライバシー機能(ドメインをGoogleが提供する情報で登録できる)が無料なので、高すぎるというほどでもありません。

Google Domainsへの移管

まず、Google Domainsで移管するドメインを指定します。

Google-Domain-transfer

ドメイン名を指定すると、ドメイン移管の準備をするように指示されます。必要な項目は、標準的です。

  1. ドメインのロックを解除する(知らないうちに移管されてしまうのを防ぐ機能を解除する)
  2. WHOIS情報をきちんと指定し、指定したメールアドレスを確認する
  3. ドメイン移管の承認コード(authorization code/auth codeなど)を記入する

次に現在のドメイン設定を引き継ぐかどうかを指定し、支払い(米ドル建てでクレジットカード支払い)を行います。

確認のメールが登録メールアドレスに届くので承認すれば、手続きは完了です。(メールには、承認するためのリンクが貼られています。5日以内(手続きを開始したのが12月24日で、29日までの間)に承認しないと無効になると書かれていますが、無効になるのか、また、無効になった場合に支払った手数料が返ってくるかは不明です)

手続きが完了してもすぐには移管されず、5日後(12月24日開始で12月30日)までかかることがあると、画面上に表示されますが、自分でできることは終わりなので、あとは待つだけです。1~2日くらいでいつの間にか移管は終わっていました。

盲点・・・

(2017年5月追記)

最初に登録したときには気づかなかったのですが、日本国内では基本的に利用が困難でした・・・。まず、日本からのアクセスでは「利用できない」と言われます。これに関しては、「米国内で一度利用しておけば日本からも普通に利用、更新、新規登録」ができます。

もう一点、支払い方法がクレジットカード限定で、Googleアカウントに紐づけられています。問題は、「日本で発行されたカードは利用できない」ようであることです。アメリカで作ったクレジットカードを使えば決済できますが、ちょっと敷居が高いですね。米国内でプリペイドカードを買っておいて利用すればいけるのかなと思いますので、一度試してみようと思います。

新規登録

(2017年8月更新)

Google Domainsを使用して新規ドメインの登録もしてみました。日本のクレジットカードでも運がよければ認証されるようですが、カードが使えなくなったり、次のときも決済できるとも限らないので避けたほうが無難です。