Ubuntu Serverで変なエラー、SSD交換した

コンピューター

2021年にセットアップしたUbuntu Server 20.04マシンに接続できなくなったので、コンソールで見てみたら、動作はしていてログインはできるものの、延々とエラーが表示されていました。

結果的に、SSDを交換したら動きましたが、相性なのか故障なのかよくわかりません。そのうち、取り外したM.2 SSDを他のマシンで使ってみようと思います。

エラー内容

延々と、ログファイル更新ができないというメッセージが流れていました。ログインは可能でしたが、ログインしても延々と流れてきてコマンドが使えません。

再起動してみたら再起動ループを繰り返して動きませんが、電源を落としてしばらくしたら起動しましたが同じエラーがまた出てきます。再インストールを試みたことろ、SSDが認識されていないようでインストールも不能でした。

BIOS画面を見てみると、SSDが認識されていません・・・。

SSDを交換

発見当初に検索していたら、「AM4チップセットでWD Blackシリーズは相性が~」という投稿をRedditだったか、Tom’s hardwareだったか、で見つけ、「まさか、これか!」とケースを開けてみたらWD Blackが搭載されていたので、交換を決めました。

搭載されていたWestern DigitalのWD Black SN750は、どうも今使用しているCPU(AMD Epyc)との相性なのか、エラーの報告も多いようです。

WD Black SN750 500GB Not Recognized
I just purchased a new WD SN750, installed it on my pc, and nothing will recognize. I’ve rebooted multiple times, even updated my motherboard BIOS twice to veri...
SEV failed to INIT error 0x13 · Issue #65 · AMDESE/sev-tool
I'm running into a similar error to #6 on ubuntu 20.04 running on a Supermicro H12SST-PS with AMD 7313, AMI BIOS 2.1, and an upgraded amd_sev_fam19h_model0x...

当初みた記事は、今回は見つけられませんでした。交換用に購入したSSDは、何となくで、東芝系KIOXIAのEXCERIA G2にしました。

原因??

結局原因は不明ですが、相性が微妙だった可能性以外に単に熱暴走だった可能性もあると思います・・・。ケースファンの風がよく当たりそうな筐体でしたが、安定するとケースファンの回転は遅くなります。取り外したSSDを見ると、小ぶりのヒートシンクが一つだけ張り付いていました。

同じものを外して移植するのは嫌な予感がしたので、amazonで選んで装着しました。

設置が厳しかったときのためにもう1種類買いましたが、上のもので大丈夫でした。

SSDどれにしよう?

WDのSSDが一番よく使われているようですが、キオクシアのSSDはWDと比べると書き込み寿命が高くないので、早めに更新しないといけないと思っています。

基本KVM上の仮想サーバーで動かしているので、それを引っ越しできれば大体良いとは思いますが、不調になる前に交換したいですね。

M2 SSDをコピーする機械は買ってあって動作確認しているので移行が簡単にいくと良いなと思っています。

データセンター・サーバー向けSSD

ウェスタンデジタル(WD)以外に、マイクロン(Micron)、サムソン(Samsung)がM.2 SSDを出しています。これらのブランドは、さらに新しいE1.SフォームのSSDも出していますね。

キオクシア(Kioxia)は2.5インチ NVMe SSDとE3.Sはありますが、M.2 NVMe SSDに高耐久モデルがありません。他のブランドが出しているU.2フォームファクタの製品は、(多分)SATAやSASも使える可能性がありますが、キオクシアのものはNVMeとしか記載がないので使えないかもしれません。

SSDの「U.2」とは?知っていると役立つコネクタ規格について解説
SSDやUSBメモリ、SDカードなどには「NAND型フラッシュメモリ」と呼ばれるフラッシュメモリが採用されています。しかし、NAND型フラッシュメモリという名前を聞いても、どういうものなのかよくわからない方が多いかもしれません。

あとキングストン(Kingston)もデータセンターSSD/エンタープライズSSDとしてM.2とU.2フォームファクタの製品を出しています。

データセンターDC1000B – M.2 (2280) NVMeサーバー・ブートドライブ(SSD) – 240GBと480GB - Kingston Technology
DC1000BはM.2 (2280) NVMeサーバー・ブートドライブ(SSD)です。240GBと480GBの容量が用意されています。ブート負荷およびキャッシングとロギングのアプリケーション対応を強化し、電力喪失保護(PLP)を備え、ドライブベイを開放してストレージを増強します。CDN、エッジコンピューター、クラウドス...
DC1500M エンタープライズ U.2 NVMe ソリッドステートドライブ 960GB~7.6TB - Kingston Technology
Kingston DC1500M はエンタープライズクラス U.2 NVMe Gen3 x4 SSD で、960GB~7.6TB の容量のモデルが提供されます。厳しい QoS 要件を満たして設計されているため、読み取り集中型の幅広いワークロードで予測可能なランダム IO パフォーマンスと予測可能なレイテンシを確保できま...

U.2のほうはともかく、M.2のものは電源喪失時の保護機構はありますが書き込み耐久性が他のブランドよりも低いです。「0.6 DWPD/5年」で、5年間の保証期間で毎日容量の0.6倍書き込みをするまでは大丈夫ということになりますが、他社だと1.0 DWPD(読み取りメイン用途)もしくは 3.0 DWPD(書き込み用途)なので、ちょっと不安があります。

買いやすさ的に、マイクロンが一番良さそうです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました