Windows7を使っていて普段何気なく見ているタスクマネージャーですが、物理メモリ部分の見かたをあまり知らなかったので調べて書いてみました。
タスクマネージャー
タスクマネージャーは、Windowsについているタスク管理プログラムです。メモリやCPU、ネットワークなどの使用量もモニターできるので便利です。
起動方法
タスクマネージャーの起動方法は4つです。
1.taskmgr.exe起動
まずは、taskmgr.exeを直接起動する方法です。
スタートメニューから
Windowsキー()を押すかスタートメニューから、「プログラムとファイルの検索」に
taskmgr.exe
と入力し、エンターキーを押します。途中でも候補が出てきたら選んでエンターキークリックもしくはクリックで、タスクマネージャーを起動できます。
ショートカットから
普通のプログラムと同じようにショートカットを作ってそこから起動することもできます。ショートカットを作る手間がかかりますが、人に説明するのは楽です。
ショートカットを作れる場所は、
- スタートメニュー
- タスクバー
- デスクトップなど、どこでも
になります。スタートメニューで、タスクマネージャーの項目を検索した状態で右クリックすると、コンテキストメニューが表示されます。
「タスクバーに表示する」を選ぶとタスクバーの右に表示されているようなアイコンができますので、これをクリックで起動できます。
スタートメニューに表示すれば、スタートメニューからすばやくアクセスできるようになります。
また、「送る」から「デスクトップ(ショートカットを作成)」を選ぶか、検索された結果を右マウスボタン押下からのドラッグ&ドロップすれば「ここにショートカットを作成」ができるので、これを起動することもできます。普通のドラッグ&ドロップでは、移動になってしまうので後で困ります!
ちなみにWindowsでは、クリックやドラッグは下の操作です。
- クリック…押下して、(ほとんど)動かさずに戻したときにクリック
- ドラッグ…押下して、ある程度動かすこと(なので、マウスやタブレットなどのポインティングデバイスにしかない)
- ドロップ…ドラッグを始めてから、離すこと
- ダブルクリック…短い時間でキーボード以外のマウスのキーやタブレット画面などクリックを2回すること。コントロールパネルから時間を設定できる。ダブルクリックする時には常にクリックも判定される。
エクスプローラーから
エクスプローラーを開いて、「システムドライブ」→「Windows」→「System32」の中にtaskmgr.exeがあるので、起動します。
何もいじっていなければ、WindowsフォルダやSystem32フォルダは中身を表示できません。触らないほうが良いかも知れません。
2.CTRL+SHIFT+ESC同時クリック
CTRL、SHIFT、ESCの3つ同時クリックでタスクマネージャーが起動します。

右側にもCTRLとSHIFTがあります。
タスクマネージャーの起動には、右のキーでも左のキーでも関係ありませんが区別される機能も時々あります。
また、CTRL+SHIFTは言語入力の切り替えに使われている場合があります。これは、CTRL+SHIFT+ESCでタスクマネージャーを起動したときには同時に作動していますので、気を付けてください。
このCTRL+SHIFTのせいで、知らないうちに日本語入力がいつもと違う変換になっていたり、かな漢字入力が動かなくなっていることがあります。
3.CTRL+ALT+DELETE同時クリック
CTRL+ALT+DELETEを同時クリックすると出てくる画面から「タスクマネージャーの起動(T)」を選ぶか、ALT+Tをクリックすればタスクマネージャーが起動します。
CTRL+ALT+DELETE、CTRL+SHIFT+ESCともに片手で押すのは難しいですが、間違って押してしまうことはないと思います。
4.タスクバーを右クリック
もう一つ、タスクバーを右クリックすると出てくるコンテキストメニューから「タスクマネージャーの起動(K)」をクリック、もしくは「K」キークリックでタスクマネージャーが起動します。
タスクマネージャーの機能
動作しているアプリケーションのリストと、関係するプロセスのリストを見ることができ、終了させることができます。また、タスクマネージャーからプログラムの起動もできる(ファイル→新しいタスクの実行)ので、エクスプローラーを強制終了して再起動したりできます。
今回の記事のテーマは、パフォーマンスタブの物理メモリです。
「物理メモリ」の見方
合計メモリ(MB):Physical Memory(MB)
- 合計:Total
- キャッシュ済み:Cached
- 利用可能:Available
- 空きメモリ:Free
に分かれていて、上にはバーで使用メモリが表示されています。
合計
Windowsが認識している使用可能メモリ量です。
キャッシュ済み
システムの先読みキャッシュ(Superfetch)や一旦終了したプログラムの使っていたメモリ量。プログラム終了後のキャッシュメモリは、再起動を素早く行うのにつかわれたりするようです。
利用可能メモリ
何も使われていないメモリと、キャッシュメモリ中の開放して他の用途に割り当てができるメモリの合計量。
空きメモリとキャッシュ済みメモリの合計よりは少なく、キャッシュされたメモリの中ですぐに開放できないものがあるからだそうです。
利用可能メモリと、使用中メモリ(上のバー)を合計すると、合計メモリ量に相当する。
空きメモリ
優先的に消費されるメモリ。これがなくなってくると、キャッシュ済みを使うようになっています。
ディスクが早い場合やメモリが多い場合には多く残っていますが、そうでない場合はかなり少なく見えるようになります。でも、最大限に有効利用している証拠です。
参考:タスク・マネージャのパフォーマンス・タブの見方(Windows 7/Windows Server 2008 R2編)(atmarkIT)
メモリが減ったら
メモリの使用量が増えてきてしまったら、タスクマネージャーから要らないプログラムを終了したり、メモリクリアソフトウェアを使いましょう。
私の場合、大抵Google Chromeを終了すればOKですが、ブラウジングしているときに足りなくなるので大変です。
Firefoxか、Internet Explorerのほうがメモリ消費が少なくて軽くなっているそうなので、乗り換え検討中です。Chromeは軽くて速いブラウザだったはずが、いつの間にか超重量級になっていますね。
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