Broken Link Checker、WordPressで手軽にリンク切れをチェック

10月 19, 2015

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ブログやウェブサイトを作っていると、必ず必要になるものに「リンク作成」があります。今のところ、作りっぱなしでも大きなペナルティはないですが、サイト訪問者の心象が悪くなりますので、できればリンク先がなくなったらリンクを消すと良いです。

WordPressには便利なプラグイン「Broken Link Checker」があります。使ってみました。

Broken Link Checker

インストールして有効化すれば、ひとまず働いてくれます。

Broken-Link-Checker-setting1

設定

働いてはくれますが、しっかり設定したほうが良いと断言できます。設定項目は決して多くないので、すべて見るつもりで設定しましょう。

特に、いつ、どのリンクに対して実行するかという点がサーバー負荷に直結します。

設定は、「設定」メニュー内に「Broken Link Checker」として現れます。

一般タブ

  • 各リンクをチェック
    • 時間を短くするとチェックが頻繁になりすぎます。インストール時は3日ごとになっていますが、もう少し長くても良いような気がします。
  • メール通知

リンクチェック対象タブ

このタブの設定は、インストールしたときにコメントがチェックされていますので、しなくても良いかもしれません。

  •  リンクチェック対象
    • 投稿
    • 固定ページ
    • コメント
  • リンクチェックする記事のステータス
    • 公開中
    • 予約済み
    • 下書き

リンク種類チェック対象タブ

HTMLリンク、HTML画像、プレーンテキストとしてのURLなどのチェック項目がありますが、増やすと負荷が増えてしまいます。

Youtubeをよく貼る人などはチェックしておいたほうが良いです。

高度な設定タブ

「高度な設定」タブではありますが、設定しておいたほうが良さそうな項目があります。

  • リンクモニター
    • 継続的にダッシュボードが開いている間実行する
    • バックグラウンドで1時間ごとに実行する

確か、インストールしたときに両方とも有効になっていたと思います。常に実行されたり1時間おきに自動的に実行するのは、やりすぎだと思います。

リンクエラー

リンクエラーが検出されると、ダッシュボードのツールメニュー内に「リンクエラーをチェック」として通知が表示されます。

開くと、

リンクエラーが検出された
検出されたリンクエラー

検出されたエラーのURL、ステータス、リンクテキスト、リンクが貼られている投稿の情報が並びます。

エラーになった部分にマウスオーバー(マウスカーソルを載せる)とリンク切れに対して再チェックをするとか、今後無視するとか、メニューが出てきます。

ここから、該当する投稿の編集画面に移ることもできるので便利です。

プラグインの限界

素のままのWordPressなら、ばっちりリンクチェックをしてくれます。が、WordPressを使うときはいろいろなプラグインを使います。

このサイトでは、OneboxというOGP取得プラグインを使っていますが、Oneboxで作成したリンクまではチェックしてくれません。(→WordPressのアップデート後、ContentCardというプラグインに変えました。WordPress4.4.0では一部標準搭載されたので、要らなくなるかもしれません。)

Broken Link Checkerの設定にカスタムフィールドと言うのはありますが、これは「投稿」「コメント」と並列して書かれている通りで「投稿」内の構造を見てくれるようにはできません。

Oneboxで作ったリンクは、[[onebox url="URL"]]のように表示されますが、設定でプレーンテキストのURLを有効にしてもチェックはしてくれませんでした。

要望を上げればいつか対応されるかもしれませんが、現状ではプラグイン内のURLは無視されるようです。